また「三十」の伏線 別冊少年マガジン2021年5月号再版は4月30日

「二千年後の君へ」の裏の意味は、「君が代」の他に、「三十年後の君主様へ」という北朝鮮の支配者を示していると、以前に考察しました。

「君が代」については最終話で的中したと考えます。

そして、今回の再版も同じく「30日」=三十日。

逆さにすれば「十三」です。

今回の最終回を掲載した2021年5月号の再版で、この「三十の伏線」も的中した者と考えます。

 

 

三十日は「ミソカ」とも読みます。

このミソカにも複数の意味が隠されています。

 

 

①ミカサの名前の由来

ミソカ→ミサカ→ミカサ

これも以前考察したように、地鳴らしは「新年」であり「お正月」でした。

リヴァイが回転するのはお正月の独楽(コマ)遊びだから。

そしてコマは「駒(コマ)」。

駒だから「馬」「チェス(将棋)」が作中で何度も登場するのです。

エレンが凧になって吊されているのは、凧は英語でカイト(kite)であり、英語のカイトは実は鳥の「鳶(トビ)」という意味もあるのです。

現在の朝鮮系アニメや漫画では、鳥はチョウとも読むことから朝鮮(チョウセン)を意味する暗号に使用されていると考えられます。

たとえば『デビルマン』『手天童子』などの作者・永井豪も『激マン!』で鳥=チョウセンという見立てを書いていますし、最近の異世界転生もので鳥、ハーピーを最強種などと称揚する作品も存在します。

作中で巨大樹などの木が何度も強調され、見開きで印象的に描かれたりするのも、木は英語でツリーであり、これをトリーと読み変え、鳥という意味だと考えているからです。

改修されなかった伏線のひとつ「巨大樹の秘密」とは、「木(巨大樹)=鳥(TREE トゥリー)=朝鮮」というダジャレなのです。

 

 

②味噌(ミソ)の伏線

「SISOの巨人」で説明したように始祖の巨人はSISOの巨人であり、SISOとは通信方式のひとつ。

SISO方式に対する通信方式が「MISO」方式です。

作中では、このMISOを「ミソ」と読んで設定と伏線に使用しているのです。

だから「酵母」が「現在公開可能な情報」に登場するのです。

元の設定では、壁内では食料の保存に酵母を使用しているとされていました。

しかしアニメではウトガルド城の謎の缶詰以外に、ウトガルド城編の直後に壁の上でライナーとベルトルトの正体がばれて巨人化した時、爆風で破壊された木箱の中の缶詰が一瞬だけ画面に映ります。

これは壁内で缶詰が食料の保存に使用されているということになり、酵母の設定と矛盾します。

(※壁内の上層部がマーレと密かに貿易して缶詰を入手しているとか、缶詰の技術が上層部だけの贅沢品として密かに使用されているという考え方もありますが、だとしたら調査兵団等の食料として壁の上に運ばれているのはおかしい)

そして缶詰が登場した代わりに、酵母は逆にまったく登場しなくなります。

これは私の「アニメ版は漫画版の後のループ」という仮説なら説明できます。

つまり、アニメ版のほうが時代や技術が、漫画版より少し進んでいるので缶詰も存在するのです。

 

 

最終更新:2021年05月05日 20:04