※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
結論から言います。
ナミさんの正体は「南無三宝(ナムサンボウ)」だと考えます。
「ナミさん」という呼び方は「南無三(ナムサン)」が由来で、サンジがナミさんと呼ぶのはこれが理由の一つでしょう。
したがってナミは「ナミさん」と呼ぶのが正しいわけです。
そして三宝は普通「サンポウ」と読みますが、この仏教用語では「サンボウ」と特殊な読み方をします。
南無三宝(ナムサンボウ)を変換すると「ナミさん・ボウ」となり、ボウは「棒(ボウ)」「ボウ(BOU 弓)」「ボウシ(帽子)」「ホウシ(胞子)」などにつながると考えることができます。
ナミさんが天候棒(クリマタクト)という棒を使うのは、南無三宝(ナムサンボウ)→「ナミさん棒」だからです。
さらに「ボウ」は「弓(BOU)」になり、これとナミのアイコンであるオレンジ(ORANGE)を合わせてシャレにすると、「BOULANGERIE」=「(フランスの)パン屋」となります。
すなわちナミは「パン屋」であり、「白い生地をこねてパンを焼く、パンを作る」人だと読み取れます。
だから白い生地(白紙の原稿用紙)であるルフィをボコボコにたたいて、発酵したパン生地のように顔を膨れ上がらせることができるのです。
「フランス語のパン屋」であるナミに対して、イム様は「英語のパン屋」と考えるのはいかがでしょう?
英語でパン屋はBakery。
Bakeryをローマ字風に読んでバケリー→「バケル、化ける」とします。
イム様は化けている。
私の仮説では、イム様のモチーフは『安徳天皇(8歳で崩御→九つの影の伏線。女の子説あり→イム様もいまだ性別不明。壇ノ浦の合戦で海に玉体を沈められた(『平家物語』)→悪魔の実能力者は海が苦手)』『安珍清姫』であり、『ジュラシックパーク』をもじった「ジェラシックパーク(嫉妬の遊園地)」などです。
さらにボウつながりで「虹(ニジ。レインボウ RAINBOU)」「星虹(セイコウ。スターボウ starbow)」とも読み解けます。
南無三宝とは仏教用語で「仏教を信じる者が仏・法・僧(ブッポウソウ)の三つの宝に帰依(キエ)すること。帰依することで仏に助けを求めること」を意味します。
時々時代劇やアニメで、危機に直面した人物が「南無三(ナムサン)!」と叫んだりしますよね?
この「南無三」は南無三宝を省略した言葉で、簡単に言うと「仏さま助けて!」という意味です。
仏・法・僧(ブッポウソウ)は鳥の名前でもあります。
このブッポウソウという鳥は、「ブッポウソウ」と鳴くので仏教の三宝「仏法僧」に聞こえるということから聖なる鳥とされていたのですが、実際の鳴き声を聞くと「ゲッゲッゲッ」としか泣かないことが判明。
1935年に「ブッポウソウ」という鳴き声はコノハズクの鳴き声だということが判明し、実に1000年以上も勘違いされていたことが分かったのです。
このブッポウソウは実は偽物で、ずっと勘違いされていたというエピソードから、イム様も実は偽物であり、本物はナミさんだという展開になるのではないかと、私は予測しています。
鳥は恐竜の一種であり、直接の後継者でもあります。
そのため一部のカルト宗教と独裁国家では鳥を神聖視しており、日本の漫画やアニメで鳥を人名に付けたり、重要な伏線に使ったりしています。
「仏」はイム様のこと。
「法」は司法の塔エニエスロビーやイム様の掟(オキテ)、「世界政府」や海軍の支配でしょうか。
「僧」はウルージやゾウ(象主(ズニーシャ))、憎しみという字に似ているので嫉妬などの負の感情も指しているかもしれません。
以上の点から見ると、ナミさんがイム様や世界政府(天竜人)や海軍、ウルージ達やゾウの上位の存在で、彼らを統べる主人(マスター)であるかのように思えます。
ナミさんがこの世界の本当の創造主なのではないでしょうか。
ナミが創造主であることは、パンダマンとゴールド、オレンジ(ORANGE)の入れ墨、ルフィをボコボコにしているなど、多くの伏線が張られています。