※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
バーソロミュー・くまは暴君くまと呼ばれていた。
ボウクンクマ→ブォークンンマ→ブォーケンマン→「ブロッケンマン」
バーソロミュー・くまは機械に改造されて戦争の道具、奴隷にされている。
戦争=ウォーズ→「ウォーズマン」
くま=ゆでたまご『キン肉マン』のブロッケンマンとウォーズマンがモチーフ。
さらに、ウォーズマンの声優さん(の一人※)とバーソロミュー・くまの声優は同じ「堀秀行」さん。
(※シリーズや媒体で担当声優が異なる。wikipediaによれば4人)
第1097話”ジニー”を見ると、クマの顔がなんとなく『キン肉マン』のゆでたまご先生風に描かれているような気もする。
第1097話でクマとジニーを救いに来たイワンコフが「まだあの時のお前なら」と言うが、なぜか「あの時の」に傍点が付いている。
アノトキノ→アントキノ→アントニオ
実際に「あの時の猪木」をもじった「アントキの猪木」というアントニオ猪木の物真似芸人がいる。
くま=プロレスのアントニオ猪木がモチーフ。
まあ、顔を見れば…
くまがアントニオ猪木ならイワンコフは「ジャイアント馬場」。
顔面が異常にでかい体形は『ビックリマン』か。
鳥山明『Dr.スランプ』かとも思うが、くまが『キン肉マン』ならマンつながりということで。
明るく楽しいプロレスを目指したジャイアント馬場は晩年までリングに上がり、ファンを楽しませた。
当然動きは鈍く体力も落ちている。
しかし高齢のジャイアント馬場がただ足を出したり、明らかに効かないチョップを出しても、聞いたフリをするのがお約束。
イワンコフの「ただのウインク」が強力な技に描かれているのは、「ジャイアント馬場がただ足や手を出すだけで相手が吹っ飛ぶ」ことを再現しているからではないか。
アントニオ猪木とジャイアント馬場を従える革命軍はプロレス団体で、ということはドラゴンは「力道山」の役回りか。
力道山は朝鮮人(コリアン)で相撲の力士出身のプロレスラー。
朝鮮にいた頃、村相撲であまりに強いので駐在が日本の相撲部屋に行けば腹いっぱい食えるぞと紹介した。
かつてサラリーマンが日本ー韓国間を船で移動していた頃、船上でよく韓国人から「リョクトサン知ってるか?」と聞かれたとのこと。
リョクトサンとは力道山の朝鮮語読み。
『東京アンダーグラウンド』によると、戦後の力道山は昼はプロレスの大スター、夜は裏社会で絶大な影響力を持ち、賭場をいくつも開いて荒稼ぎをしていたとされているので、これがドラゴンが「世界最悪の犯罪者」と呼ばれるという設定に
力道山→「ニ」カ銅山というダジャレでスコッパー・ギャバン(コッパー=銅)とニカに関係する?
そして、プロレス要素は黒ひげ海賊団にもある。
まず、黒ひげ海賊団全体のモチーフは「週刊少年ジャンプのブラックな作品やキャラおよびその作者」。
特に大きな要素は平松伸二先生の『ブラック・エンジェルス』だと思われる。
実際に、メンバーの一人ラフィットには白い羽が生えており、天使を表現していると思われる。
そして同じくメンバーの一人、覆面レスラーのジーザス・バージェスが食べたのは「リキリキの実」。
この名前は同じ平松伸二先生のプロレス漫画『リッキー台風(タイフーン)』からだと思われる。