【ワンピース ネタバレ考察】ジニーの名前のおそろしい意味とボニーの名前の由来(重要)【ONE PIECE SPOILER】

 

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はジニーという名前についての考察です。

 

 

「ニカは主にアメリカとアフリカをイメージしたキャラクター」であり、「ゴッドバレーおよびロックス海賊団はアメリカの西部開拓時代がモチーフ」です。

アメリカすなわち国は最終章のメイン・モチーフの一つであり、ジニーも雀斑(ソバカス)で金髪(※正確な髪色はまだ不明)、快活な性格という、アメリカをイメージしたキャラクターです。

 

 

すでに書きましたが、ジニーという名前はヴァージニアの愛称であり、アメリカにはヴァージニア州が存在します。

またヴァージニアは、バーソロミュー・くまと結婚できなかったジニーを「処女(ヴァージン)」に見立てているとも考えられます。

 

 

アメリカのホームドラマ『かわいい魔女ジニー』もジニーという名前の由来でしょう。

大人気ドラマ『奥さまは魔女』と人気を二分していたそうです。

魔女と言えばリージョア。

この名前には「マジョ」という言葉が隠れています。

(ちなみに男でも魔女と呼ばれるのだとか)

マリージョアの城は「魔女の城」というわけです。

マリージョアの影の主であるイム様が「魔女」なら、天竜人にさらわれたジニーも魔女の名前。

やはりジニーは天竜人なのでしょうか。

 

 

余談ですが、ジニーとボニーのモデルの一つが『じゃりン子チエ』ではないかと思います。

ボニーの「行ったろか外!!」は「鬼は外、豆まき、節分」を想起させるうえに、吸血呼ばわりされているので間寛平さんの持ちギャグ「血ぃ吸うたろか」に繋げているのかもしれません。

 

 

第1098話”ボニー誕生”で、ジニーの墓に「GINNY」と彫り込まれています。

このスペルからも考察できます。

 

 

日本人はGINNYを「ギニー」と読みがちです。

ここから実験動物のモルモットという意味の「ギニーピッグ」も名前の由来でしょう。

だからジニーは”人体実験”に利用されたのです。

 

 

モルモットはテンジクネズミ属。

天竺(テンジク)はインドのことであり、ハヌマーンなどのインド神話に繋がります。

ちなみにエッグヘッドとベガパンク本体(ステラ)はインド・ヒンドゥー教の女神「カーリー」です。

 

 

カーリーには別の意味もあります。

カーリー (曖昧さ回避)

クレイジー・ホース、別名 カーリー (Curly) - アメリカ先住民の戦士・指導者 (c.1840–1877)。

 

 

「通貨」は『ONE PIECE』の最重要伏線の一つであり、最終章はイギリス編でもあるので、「イギリスの通貨ギニー(guinea)」もジニーの名前の由来でしょう。

 

 

そしてオーストラリアの先住民である「アボリジニ」。

(※注意:現在ではあまりアボリジニと呼ばず、アボリジナル、アボリジナル・ピープル、アボリジナル・オーストラリアン(Aboriginal Australians)と呼ぶ傾向があるとのこと)

 

 

ジニーはアラブ世界の「精霊(ジン jinndjin、 genie」でもあります。

wikipediaにはいろいろと意味深な内容が書かれています。

一言で言えば「ランプの精」のことであり、代表例はディズニーの『アラジン』に登場するジーニーです。

 

 

 

私はボニーの10歳の誕生日プレゼント「サファイア(?)を嵌めた太陽のネックレス」がジニーの青玉鱗では無いかと思っています。

たとえばジニーの意識や記憶が青玉鱗に封じ込められていて、ランプをこすると精霊(ジーニー)が出現するように、「ボニーの意識がサファイア(?)の中に入って母ジニーの意識と再会する」「あとで青玉鱗の中のジニーの意識や記憶をジニーの体に再び入れて復活できる」という展開もあり得ると期待しています。

一応、ジニーの体が残っているパターンも考えています。

 

 

私は九曜星の意味の一つは「花火(の断面)」だと思っています。

花火は絶対出てくると予想していますので。

 

 

今年の干支「辰」にも通じる名前のタツノコプロ、『新造人間キャシャーン』の白鳥型ロボット「スワニー」に主人公キャシャーンの母が封じ込められている設定が、発想の元かもしれません。

 

 

あと、くまとボニーの大きな元ネタが分かりました。

第1102話”くまの人生”の内容やくまが走っている理由、第1103話”ごめんね、お父さん”のタイトルとラストの展開などは、もろにその作品が元になっています。

たとえば第1103話”ごめんね、お父さん”は元ネタの第1話ラストの「おかあさん……ごめんなさい」というセリフを使用したものですね。

というか、くまの設定そのものがその作品のあるキャラクターを「本歌取り」したものです。

ただ、今元ネタの作品を書くと、先の展開が読めてしまう可能性があり、書くべきかどうか迷っています。

 

 

 

 

最後に重大情報。

ジニーではありませんがボニーの名前の由来もちょっとだけ。

それは「小笠原諸島」です。

 

 

小笠原諸島はかつて無人島と考えられており、欧米はその無人(ムジン)を無人(ボニン)と読み、「ボニン・アイランズ(Bonin Islands)」と呼んでいたとされます。

(ただ、ボニン・アイランドで検索すると、最近の記事にはおかしな点も多いのですが)

尾田先生はこの「ボニン」をボニーにしたのでしょう。

何よりも、小笠原諸島には「父島」がありますから。

 

 

父島には乳頭山があり、「ボニュー(母乳)」もボニーの由来だと考えられます。

尾田先生は作中で、母を知らぬ子に父と乳を与えるシーンを描いています。

赤ん坊にとって、母乳は食事、つまりメシあのです。いやメシなのです。

最終更新:2024年01月22日 11:48