【ワンピース ネタバレ考察】最新1104話考察:バッカニア族はかつて「心臓」だった【ONE PIECE SPOILER】2024年1月25日

 

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1104話”ありがとう、お父さん”の考察です。

結論から言うと、ベガパンクの謎のセリフ「彼らはかつて…」に続く言葉は「心臓」だと考察します。

 

 

ベガパンクが「「完全停止スイッチ」をつけたのだ」とモノローグするコマを見てください。

そして、このコマに描かれた「ボニーを抱くくまの絵」を180度回転させてみてください

つまり「世界をひっくり返す」のです。

すると、くまとボニーの絵が「巨大な心臓」の絵になるのです。

 

 

くまの右足が「左肺動脈」。

右足が「右大静脈」。

ボニーが「左心房および僧帽弁」。

弁は「乳頭筋」によって動き血液の逆流を防ぐ。

母乳(ボニュー)がボニーの名前の由来の一つではないかという考察はすでに書きました。

くまの首から左右平行に垂れる血が「心臓を右心室と左心室に分ける壁」(名称?単に筋肉でいいのかな?)。

 

 

そして、心臓であるがゆえに「巨大なハート」の絵にもなっています。

くまの大きな体そのものが「巨大な愛(ハート)」だということですね。

さらに心臓の別名は「ハツ」なので、「生き別れの親子が初めて互いに触れ合い、抱擁する」という「初(ハツ)」の意味も入っています。

 

 

また、コーキタコヤキ大阪さんの説も取り入れれば、鳥の鳩(ハト)にも繋がります。

 

 

そして私はすでに、くまのモチーフは『キン肉マン』に登場する超人「ブロッケンマン(Jr)」と「ウォーズマン」であることも指摘しています。

つまり、「くまは超人」です。

『キン肉マン』はプロレスを題材にした漫画。

だから、くまのモチーフの一つがプロレスラーの「アントニオ猪木」氏、その相棒のイワンコフのモチーフの一つが「ジャイアント馬場」氏だという考察も、すでに書きました。

だからくまとイワンコフは別れるし、イワンコフは頂上戦争編でくまが自分を忘れたことに怒るのです。

 

 

ブロッケンマンJrは、父をプロレスの試合でラーメンマン=天竜人に殺されています。

ウォーズマンは体が機械のロボ超人であり、幼いころから差別される過酷な状況で育ちます。

くまと同じく体が機械で、しかも使う武器は「ベアー・クロー(熊の爪)」です。

尾田先生はベアー・クローを「BEAR 苦労(クロウ)」にして「苦労に耐える」というシャレにしたのだと思います。

その名前も「戦争(ウォーズ)」であり、戦争の道具となったくまと合致します。

 

 

そして、これは超人(チョウジン)鳥人(チョウジン)というシャレにしているとも考えられます。

 

 

ベガパンクがくまの「筋肉」に興奮する描写は、くまの筋肉が特殊だと読者に示す目的の他に、「くまの主要な元ネタのひとつが『キン肉マン』だから筋肉を強調する」という、尾田先生のお遊びでもあります。

よって、この”だまし絵”から想定しうるベガパンクのセリフは、以下のようなものではないかと私は考察します。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<ベガパンク、愕然として>

やはり本当なのか
………?

バッカニア族の特性は
身体(からだ)の強さではない…


彼らはかつて心臓そのものであり、決して止まることが無かったという…

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

この場合、「止まらない」「(脳を失っても)動き続ける」というのがバッカニア族の特性ということですね。

 

 

いや、最初に読んだときは「彼ら(バッカニア族)はかつて世界を創造した」「その思考や自我が無意識に周囲に影響して世界そのものを変化させてしまう」というミダス王パターンかなあと思ったので、そちらも候補に残しておきます。

これなら私の「くまが青玉鱗の原因」説に繋がりますから。

あるいは2つの案を足して「世界の創造者の心臓だった」とか。

 

 

あとはマクシム…じゃなくて、クマムシの特性には「宇宙(真空かつ極低温)でも耐えられる」というのがありますから、「宇宙(ソラ)から来た」とか。

五老星がすべて星と宇宙に関係してますし。

心臓を動力と考えて「ロケットのエンジン(心臓部)」にして「エンジンだから常に推進する」というのも良いアイディアだと思います。

これだと私の好きなロバート・シェクリィになるんですけどね。

たしかに私はロバート・シェクリィを「SF落語」と呼んでいますし、尾田先生は落語好きで、『ONE PIECE』はすべて落語を元ネタに作っているとも考えていますから、ピッタリではあるんですけど。

ほかの可能性を言えば、「鉄巨人の動力になる」ぐらいでしょうか。

 

 

この絵にはさらに重大な仕掛けがあると私は見ていますが、それは今は書きません。

最終回に関わる内容だと思うからです。

 

 

ともあれ、第1104話は「現奴隷が世界の頂点・五老星を殴る」という「世界秩序をひっくり返す」という内容と、「絵をひっくり返す」という楽しい仕掛けがテーマとなった回だと言えるでしょう。

 

 

くまについては他にもネタがありまして、現時点ではたぶん、世界で私一人しか気づいていない「ある歌」もくまの物語の元ネタだと考察しています。

 

 

ちなみに、オリンピックの聖火ランナーは、英語で「Olympic torch bearer(s)」(オリンピックの松明を運ぶ人)です。

走る人ではなく運ぶ人なんですね。

トーチってティーチに似てますね。

そういえば、第一話でマキノさんがビールの樽を運んでいましたね。

しかも、なぜか大きな絵で、シャンクスと同じ「どん!!」という効果音付きで描かれていました。

マキノさんはビールの樽にロープをかけて持っていますが、ロープは「尾田先生自身がデザインした」と言われるタイトルロゴにも使用されていますし、マキノさんの持ち手のロープは五角形になっています。

くまの体は五角形を基本に描かれていますし、五は「ニカ」を表す漢数字です。

さらに「星型」の頂点を結ぶと五角形で、サターン聖がエッグヘッドに出現したときの魔法陣も星が描かれていて、しかも「5が五つ」描かれています。

しかも魔法陣の外側に「角が五つ」ついているので、無理やりではありますが「魔法陣は五角形」だとも言えると思います。

最終更新:2024年01月25日 04:46