【ワンピース ネタバレ考察】イム様と五老星と虚(から)の玉座の正体とガイモン【ONE PIECE SPOILER】2024年2月12日

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サボはマリージョアの虚(から)の玉座がある広間を「地獄」と形容しました。

したがって、イム様も五老星も地獄の住人です。

 

 

イム様は「閻魔大王」(ヤマ)。

五老星のうち黒服の4人は「牛頭(ゴズ):サターン聖?」「馬頭(メズ)」「奪衣婆(ダツエバ)」「懸衣翁(ケンエオウ/ケンネオウ)」。

 

 

五老星が黒服なのは「喪服(モフク)」。

したがって虚(から)の玉座がある広間は「葬儀場」。

 

 

葬儀場では棺桶に入ったご遺体が高いところに安置されますよね?

その棺桶が「虚(から)の玉座」。

 

 

虚(から)の玉座と言うのですから、「ご遺体は王(玉)」であり、しかも「棺桶の中身は空(から)っぽ」だと考えられます。

つまり「ご遺体が入っておらず、棺桶だけが置かれている」から虚(から)の玉座と呼称されているのです。

 

 

イム様は「空(から)の棺桶」に座っています。

棺桶を「死者の王国」と見做しましょう。

イム様は死者の王国の上に坐する存在、すなわち死者を裁く地獄の王「閻魔大王」です。

ここでは「裁く(さばく)」、「砂漠(さばく)」、「佐幕(さばく)」がダジャレになっていると思います。

 

 

棺桶から消えた「ご遺体」は誰なのでしょうか?

私は「ジョイボーイ」だと考えます。

 

 

虚(から)の玉座は、本来「王であるジョイボーイが座る玉座」だった。

しかしジョイボーイが死んだので「玉座が空(から)になった」。

たとえば「即位の儀式を玉座で行ったら暗殺された」のかもしれません。

ジョイボーイが死に、棺桶を置かれた場所が「虚(から)の玉座」。

しかし、棺桶の中にはジョイボーイの「ご遺体」は無い。

 

 

では、ジョイボーイの「ご遺体」はどこに行ったのでしょうか?

私は「ジョイボーイのご遺体を読者はすでに見ている」と考えています。

 

 

先ほど私は、五老星が黒服なのは「喪服(モフク)」だと書きました。

しかし、黒服は4人しかいません。

一人だけ、白い和服の五老星がいますよね?

 

 

白い和服は「死に装束(シニ ショウゾク)」「経帷子(キョウ カタビラ)」と言って、「死者が着る服」です。

つまり、独りだけ白い服を着ている五老星『イーザンバロン・V・ナス寿郎聖は実はご遺体であり、正体はジョイボーイである』と、私は考えています。

 

 

ただし、私は尾田先生がもう一つトリックを重ねている可能性を考えています。

つまり、「ジョイボーイの体に、別の精神や人格が入っている」可能性です。

パンクハザードでローが麦わら一味の人格を入れ替えたように。

 

 

この仮説は、尾田先生が尊敬する鳥山明先生の『ドラゴンボール』のギニュー特戦隊へのオマージュです。

イム様と五老星は「フリーザとギニュー特戦隊」。

ジョイボーイが「孫悟空」。

イーザンバロン・V・ナス寿郎聖が悟空の体を乗っ取ったギニュー(の精神)」です。

 

 

では、本来のジョイボーイの精神はどこに行ったのか?

「虚(から)の玉座の下に封印された棺桶の中」です。

すなわち私の仮説では、虚(から)の玉座の下の棺桶とは「ジョイボーイの魂を閉じ込めた宝箱」であり、イム様はジョイボーイを押さえつけるようにその上に座っているのです。

虚(から)の玉座の前に刺された19本の剣は「ジョイボーイが復活しないように、魂が宝箱から逃げ出さないように封印している」のです。

 

 

しかし、本来20本無ければならないはずの剣が一本足らない。

その最後の1本はイム様の花の部屋に刺さっていると見られています。

1本の刀だけ、虚(から)の玉座を封印していない。

それがイム様の刀なのであれば、イム様とジョイボーイの間に複雑な関係があることが察せられます。

もしかしたら刀が1本足らないために封印が不完全であり、ジョイボーイが復活する余地があるということなのかもしれません。

 

 

さて、「空っぽの棺桶」=『空(から)の箱』と考えれば、あの話を思い出しますよね?

「ガイモンの珍獣島と空の宝箱」です。

私は第1話のタイトル「ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-」から坂本龍馬が関係すると考えています。

だから私は坂本龍馬から考察して「ガイモンの珍獣島は長崎(ナガサキ)(の出島(デジマ))」だと考えています。

 

 

坂本龍馬が長崎について言ったセリフで有名なのが『墓(ハカ)、坂(サカ)、バカ』です。

長崎は墓と坂とバカが多い、という意味らしいです。

考察好きな読者の間では、珍獣島はマリージョア、ガイモンが嵌っている宝箱も含めた「6つの空の宝箱」はイム様と五老星を表現していると言われています。

 

 

そこで私は坂本龍馬の要素を加えて考察してみました。

◎墓(ハカ)=「6つの空の宝箱」

◎坂(サカ)=5つの宝箱が置かれていた「台地(の法面(のりめん))

◎バカ=坂の上のルフィ。宝箱を守り続けたガイモンが宝箱が空っぽだと知って絶望しないように、自分が悪者になって、渡したくない、いやだと言って宝箱を見せないようにした。

 

 

そして坂本龍馬と言えば司馬遼太郎の時代小説『竜馬が行く』が有名です。

司馬遼太郎には有名な作品がほかにもありますよね?

日露戦争で日本が奮戦し勝利を掴む『坂の上の雲』です。

「台地の上の宝箱」は『坂の上の雲』を表しているのだと思います。

 

 

「宝箱は空だったが、坂の上には雲がある」。

つまり「ルフィは雲」なのです。

 

 

さらに五老星に話を戻します。

私の仮説では五老星(すくなくともイーザンバロン・V・ナス寿郎聖)は精神が入れ替わっている。

ガイモンの宝箱は空でしたが、マリージョアの宝箱は本当に空だったのでしょうか?

もしかしたら、悪魔が封印されていた「パンドラの箱」を開けてしまったために、体を乗っ取られたのが今の五老星ではないでしょうか。

代わりに箱に封じ込められたのがジョイボーイ。

 

 

パンドラも「パン」が入っていますね。

私の仮説ではニカは「パンで消しゴム」。

なぜかと言うと「美術大学などの木炭デッサンでは食パンを消しゴム代わりに使用するから」。

実際に美大の近くのパン屋では「デッサン用の食パン」を売っています。

 
 
 
そして、木炭デッサンで食パンを使うときは、当然「一度書いたものを消すとき」です。
大きく分けて用途の一つは、はみ出たところなどを「単に消す」場合。
そしてもう一つは、特定の部分を消すことで「物体が光を反射するハイライト部分を描く」場合です。
 
 
炭は「とある『ONE PIECE』全体の設定の元ネタになっている歌」にも出てくる重要アイテムであり、ワノ国の黒炭家にも通じます。
 
 
 
パンは、「炭で描いたもの(黒)を消して」、「光を描く」ことが出来るのです。
最終更新:2024年02月12日 23:21