【ワンピース ネタバレ考察】1096話考察 「くまちー」はノアを直す「あの一族」 バッカニア族の正体【ONE PIECE SPOILER】2024年2月24日

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くまはジニーに「くまちー」と呼ばれ、第1096話のタイトルにまで使用されています。

なぜ「くまちー」がそんなに重要なのか?

実は「くまちー=クマバチ」という重要伏線になっているからです。

クマバチが伏線として関係すると思われる部分を書き出してみましょう。

 

 

(1)”約束の船”ノアを直すことが出来る「あの一族」

クマバチの英語名は「CARPENTER BEES カーペンター・ビー(ズ)」、つまり大工蜂(ダイクバチ)」という名前です。

石工の光月家、大工のバッカニア族。

 

 

タイトルにするくらいですから、大工(ダイク:D)はとても重要な伏線ですよね?

大工と言えば、私が真っ先に思い出すのは、魚人島編でルフィが落下の被害を最小限にするために砕こうとした「”約束の船”ノア」です。

私は以前「ボニーをサターン聖から守って抱きしめるくまの姿が、上下をひっくり返すと心臓の絵になっている」と書きました。

 

 

同じようにノアの絵をひっくり返してみてください。

「ヘルメット(帽子)を被ってニカッと笑う鼻の突き出た少年の笑顔」になります。

どことなくルフィの笑顔にも見えるので、魚人島編で「ルフィがルフィを殴っている」というシャレになっているのかもしれません。

あるいはこれが「ジョイボーイの笑顔」なのかもしれません。

 

 

魚人島編で海王類は「(ルフィが壊したノアを)直すにはあの一族の力が必要だが━━時代が代わった……」と発言しています。

そこで私は「あの一族=バッカニア族」だと考えました。

つまり「バッカニア族が世界に対して犯した大罪」は、「魚人島やノアの建造とその目的」に密接に関係すると考えられます。

 

 

今後、大量のパシフィスタがノアを修理する。(ノア量産もあり得る?)

そしてノアの目的は「平和」であり、兵器として造られたパシフィスタがその名の通りに平和のために働くことになる。

名前に賭けられた皮肉な呪いが解呪(ディスペル:D)され、くまの、ジニーの、ボニーの人生と魂が解放される。

それはくまの願いそのもの。

 

 

(2)”飛べないハチ”が飛ぶ不思議

ハナバチの一種であるクマバチ(クマンバチ)が重要である理由。

実は、クマバチはかつて大きな体に対して羽が小さすぎるので「物理的に飛べないはずの蜂」だと言われていたのです。

(飛ばねぇハチはただのハチだ)

他にマルハナバチも同じ理由で飛べないはずだと言われてきました。

 

 

くまのズングリムックリした大きな体のわりに小さい手足のバランスは、ちょうどクマバチのようです。

 

同時に、以前に書いた「くまとジニー/ボニーの物語の元ネタになった漫画」の「くまのモデルになっているお母さんキャラクター」の体型も、そのまま使用しています。

 

<以下、後で記入>

 

 

 

 

 

別項でまとめるつもりですが、尾田先生はある覚悟を持って『ONE PIECE』という作品を考え、描いていると私は考えています。

それは「尾田栄一郎が『ONE PIECE』を描く理由と目的」であり、「尾田栄一郎の”夢の果て”」です。

 

 

 

 

 

第1107話”あんたを捜してたんだ!!”で、自分のレーザーを蹴り飛ばしたサンジの「愛は光より強ェんだ!!」というセリフに対し、黄猿は「それで済んじゃあ「物理学」は終わっちまうよ…!!」と、まるで「飛べないはずのハチが飛ぶのを見て悩んだ昔の科学者のようなセリフ」をつぶやいていますね。

 

 

 

 

 

水木しげる先生の傑作『猫楠(ねこぐす) 南方熊楠の生涯』は、NHKの大嫌いな世界的偉人の一人、博物学・民俗学の巨星「南方熊楠(ミナカタ・クマグス)」の人生を描いた伝記漫画です。

熊楠の飼猫「猫楠」の視点から、熊楠と日本国を描いているのが特徴。

単行本のあとがきでテレビでも有名な荒俣宏氏が、たしか「熊という民俗学的に重すぎる意味を持つ熊楠の名を、猫楠にして解放したのが素晴らしい」というような内容で絶賛していたと記憶しています。

 

 

熊楠は子供がそのまま大きくなったような人物で、ガキ大将のようによく仲間や子分を連れて遊んでいたそうです。

そのくせその頭脳と学識は広大深甚で、世界有数の天才として日本よりも海外で有名でした。

あるとき昭和天皇陛下にご進講する栄誉を賜った熊楠は、海で「天皇陛下のためじゃ!」と繰り返し言って、子分にヒドラという水棲生物を取らせます。

熊楠は昭和天皇陛下に瓶の中の生きたヒドラを見せ、「この海のクモはまだ誰も研究した者がおりません。陛下はこれを研究なさるべきです」と勧めました。

 

 

余談ですが、博士でもある昭和天皇陛下は自然を愛し、皇居の一部の自然を「絶対に人の手を入れないように」と言明していました。

あるとき庭の草が切られたときがあり、昭和天皇陛下は怒ってなぜ草を刈ったのかと聞くと、相手は「雑草が増えたので」と答えた。

この時に昭和天皇陛下が言われたのが、今でも様々な作品、漫画やアニメでも引用される「雑草という名前の草は無い」という言葉です。

 

 

昭和天皇陛下は熊楠の助言に従いヒドラを研究。

ついにはヒドラの世界一の研究家となり、世界中で名前の分からないヒドラが見つかると昭和天皇陛下にその名前や新種かどうかを確認してもらうようになった。

 

後年、昭和天皇陛下は熊楠の思い出を、「あの人の粘菌の標本は面白いんだ。キャラメルの箱に入っているんだよ」と楽しそうに語ったそうです。

 

 

 

くまという名前には、「くまと」→「クマト」→「ヤマト(大和)+クマソ(熊襲)」という意味も込められていると、私は考えています。

こう言うと、多くの人は「いやいや、くまとの「と」はどこから来たんだよ」と思うの普通かと思います。

これは、ジニーとボニーとの関係で、くまにも「と」が付く可能性があると、私は考えています。

なぜなら、ジニーとボニーという言葉の最後に「T」の音を付けると、別の意味の言葉になるからです。

 

 

ジニーはラテン語の「ジェニター genitor」。

「実父、作り出す人、創造者」という意味の言葉です。

Weblioの「genitor」の項目によると、接頭語の「gen-」には、

  を与えること、子孫を作ることを表す印欧語。また、繁殖に関係することや、家族部族に関係することを表す重要な派生語は、engine, general, gentle, king, nature, 接尾辞-gen生成物を表す)など。

等の意味があるそうです。

イム様や天竜人を想起させますね。

 

 

ボニーは英語の「bonny」とスペイン、ポルトガル語の「ボニートー Bonito」およびその女性形「ボニータ bonita」。

「ボニータ」は重要で、

bonny」は「(人や風景などが)美しい、素晴らしい」という意味で、主にスコットランド英語や北部英語で使われるのだそうです。

また、スペイン、ポルトガルなどで「美しい(もの、人)、素晴らしい、かわらしい、素敵、美しい」という意味のほかに、英語では魚の「カツオ」の意味があります。

第1105話でくまがボニーを抱くのは有名な「伊東温泉ハトヤの子供がカツオ(ボニートーだからボニー)を抱くCM」のパロディでしょう。

このCM、掛け声が日本国の「エンヤートット」で、(日本も含むと思うが)アフリカのリズムを元にしたと思われるニカの「♪ドンドットット」に似ています。

歌詞は「♪前は海、後ろはハトヤの大漁苑(タイリョウエン)」なので、前は海と海軍、後ろはエッグヘッドとベガパンクという、最新1107話のルフィやサンジの置かれた状況にも似ています。

また、電話番号も「良い風呂」で語呂合わせになっています。

 

余談ですが、コビーも隠れモチーフは「スギ」という魚で、時代劇俳優の「杉良太郎」だと私は考えています。

いずれ別項で書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)”約束の船”ノアを直すことが出来る「あの一族」

クマ

最終更新:2024年02月24日 20:58