※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
五老星のモチーフが『美少女戦士セーラームーン』なのは、あまり説明の必要はないでしょう。
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖は金星(ヴィーナス)でセーラーヴィーナス(セーラーV)がモチーフの一つ。
セーラーVとは、1991年に竹内直子先生が講談社『なかよし』の姉妹誌『るんるん』1991年夏休み号に描いた読み切り作品『コードネームはセーラーV』の主人公、愛野美奈子が変身した姿。
『美少女戦士セーラームーン』は、この翌年の『なかよし』1992年2月号からの連載。
つまり、もともとセーラー戦士はセーラーヴィーナス(セーラーV)だけであり、最初のセーラー戦士というわけですね。
だから、五老星は仲良しでルンルンです。
昨日書いたエニエス・ロビーのバスカビル裁判長が伏線ですね。
五老星が全員地上に降臨するらしいので、もう書いてもいいでしょうか。
私が考えている、サターン聖が出現するときにあらわれた魔法陣の元ネタです。
元ネタは、水木しげる先生の『悪魔くん』。
したがって、サターン聖が水木しげるオマージュを含むキャラであることは予想できました。
サボを追ったときのシルエットから、イム様と五老星全員にかかるオマージュになっている可能性は高いでしょう。
ついでに書いておくと、五老星の何人かは体に傷が付いているのですが、この傷は五老星全員についている可能性があります。
仮説として、「五老星の傷はイム様がつけたもの。イム様の悪魔の槍、女王蜂の針に刺された者はイム様に従うようになってしまう」のではないかと考えています。
したがって、影の槍に刺されたサボもイム様に支配される可能性があると予想しています。
サボとイムを足して並べ変えると「サムイボ(寒イボ)」になります。
すなわち「鳥肌」です。
次に士郎正宗先生の『攻殻機動隊』。
サイバーパンクの世界的名作である同作では、電脳空間やコンソールに円形ゲージが多用されます。
舞台がエッグヘッドで、サターン聖が科学防衛武神なので、科学要素を盛り込んでいるのでしょう。
また『攻殻機動隊』はゲームになっているので「(ゲーム)CD」も表現していると考えます。
エッグヘッドの地下にファミコンが捨てられているのはたぶん有名な話?ではないでしょうか。
そしてサターン聖の蜘蛛型の体は、『攻殻機動隊』の蜘蛛型多脚戦車「フチコマ」です。
思考戦車(シンク)とも呼ばれる公安9課の「テロリストと戦う意志を持った蜘蛛ロボット」。
フチコマは日本神話のスサノオが乗ったという「天の斑駒(アメノフチコマ)」が由来。
「天の斑駒」はいわば「ペガサス」ですね。
スピンオフ・アニメでは他に「タチコマ」「ウチコマ」「ロジコマ」「セタ」などの名前があります。
タチコマは「達駒」で「達者な馬」「軍馬」ではないかと言われています。
ウチコマは「水棲昆虫のタイコウチ」から。
ロジコマは歩兵兵站用輸送支援車両を意味する「ロジスティクス・コンベイヤー・マシン logistics conveyor machine」の略。
スサノオは天の斑駒の皮を剝いで機織り部屋に投げ込み、機織りの織女が一人死んでしまい、高天原を追放されてしまいます。
このエピソードは「七夕(タナバタ)」に繋がるとされます。
そして五老星がテレパシーのように精神会話しているシーンも、『攻殻機動隊』で脳をナノマシンで改造した電脳技術により、脳で直接通信するシーンへのオマージュです。
したがって、降臨したサターン聖の姿は、『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な牛鬼と、『攻殻機動隊』のフチコマがモチーフだと私は考えます。
モチーフは他にもまだあると思います。
また、私はエッグヘッド編のラスト予想で「天が落ちてくる」という展開を考えていました。
エッグヘッド事件で世界が衝撃(ショック)を受けるという話なので、同じ週刊少年ジャンプの大ヒット作『北斗の拳』のオマージュが来るのではないかと思ったのです。
『北斗の拳』のオープニング「愛をとりもどせ!!」(クリスタルキング)の歌詞は「YouはShock(ショック)!愛で空が落ちてくる」だからです。
すると第1107話”あんたを捜してたんだ!!”で、黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンが「あらあら「五老星」が落ちてるわ」と発言。
これを見ると、「空」とは「五老星」を指すのかもしれません。
空には「ハエ」という言葉が入っています。
つまり五老星は「○ンチにたかるハエ」ということでしょうか。
実はコーキタコヤキ大阪さんの昨夜の考察「【世界の正体】これマジで誰も知らないですよね?【ワンピース ネタバレ】」を見たのですが、私も「この世界はトイレ」という説を考えていたのです。
私の場合は詳細な根拠がある仮説ではありませんが、単純に「エニエス・ロビーは洋式水洗便所に似てるなあ」と思い、「ならリヴァース・マウンテンやノックアップ・ストリームはウォシュレットか」と漠然と考えていたのです。
それとは別に、以前にも書いたように私は「第28話”三日月”の扉絵は『ONE PIECE』全体の設定と物語を表現した超重要な絵」だと考えていました。
実際に、三日月はイスラムの象徴で『月光仮面』の由来ですし、イム様を指す言葉だと今のところは確信しています。
つまり、最終章の展開は連載初期から構想されていたとい証拠でもあります。
第28話の扉絵は、多くの秘密が隠されているので、とても面白いですね。
その絵では「農作物が逃げ出している」絵が描かれており、それがイム様たちを表現しているように思います。
逆に言うと「この世界は農場」「意志を持った農作物が逃げ出した」という設定があると考えられます。
だとすれば、トイレそのものを指すのではなく、〇ンチ=肥料という点を示唆していると考えるべきでしょう。
お笑い好きの尾田先生ですから、これはコメディアン”ビートたけし”こと北野武監督の『みんな〜やってるか!』をオマージュしていると私は考えます。
ラストでダンカンさんが演じる主人公「朝男」は巨大ハエ男になり、全国から集められた巨大ウン〇に引き寄せられ、巨大ハエたたきで叩かれます。
つまり、ルフィがやたらに上から下に踏みつけたり、叩いたりするのは「ハエたたき」ってことですね。
もちろんこれもオマージュの一つに過ぎないと思います。
そうそう、第1109話”阻止”のラストの煽り文句も「”星”が集う!!」と書かれていますが、これもセーラームーンを表現すると同時に、芸能人をスターと呼ぶのと同様に「みんなの大好きな”スター”が集まるよ」という意味でもあると思います。
あと、エッグヘッドの床には縦横の格子(コウシ)状の模様が描かれているので、ルフィ達は「エッグヘッドから飛び降りる」のではないでしょうか。
囲碁の碁盤だから。