※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
書くかどうか悩んでいたイーザンバロン・V・ナス寿郎聖と馬骨の正体を書いておきます。
馬骨のモチーフが分かると、そこからイーザンバロン・V・ナス寿郎聖の正体も類推できると私は考えています。
2024年5月8日現在、私の考える馬骨の正体はこのようになっています。
①『ゴーストライダー』:アメリカン・コミックスのヒーロー
②『ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ』:アメリカのカントリー・ミュージック
③タツノオトシゴ:魚介類
④亡霊怪獣シーボーズ:『ウルトラマン』第35話。月ロケットに乗って怪獣墓場から地球に。
⑤海坊主:妖怪
上記を踏まえて現在想像されるイーザンバロン・V・ナス寿郎聖の正体は以下の通り。
①『ドラえもん』の「野比のび太」
②東条英機:富野由悠季監督と福井晴敏『Twelve Y.O.(トゥエルブ ワイ オー)』のエピソード
③『ボルテスV』の「ズ・ザンバジル皇帝」
①『ゴーストライダー』
『ゴーストライダー』はアメコミのいわゆるマーベル・ヒーローの一人。
燃えるドクロの頭部を持つバイク乗り(ライダー)。
『ONE PIECE』の最新話、第1113話〝STALEMATE〟で、サンジに蹴られたナス寿郎聖の頭が燃えて、馬の頭がサンジを噛んで復讐をしたのは『ゴーストライダー』が元だから。
主人公は悪魔メフィストの呪いによって古代の悪魔ザラソスと一体化して怪力を振るい、彼の乗るヘルバイクは垂直な壁や水の上を走ることが出来る。
実写映画もあり、日本オタクで有名なニコラス・ケイジが主演している。(ちなみに叔父は『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』で有名なフランシス・フォード・コッポラで、家族親戚も映画関係者だらけで有名。吹き替えは『ONE PIECE』で黒ひげを演ずる大塚明夫さんが多い)
>『ゴーストライダー』(Ghost Rider) は、アメリカ合衆国の出版社マーベルコミックスが刊行しているアメリカン・コミックスに登場するオカルト系スーパーヒーロー、及びそのヒーローが主人公のコミックシリーズのタイトルである。
>ゴーストライダーは燃え盛る炎に包まれた髑髏の頭部を持つバイク乗りの姿をしたアンチヒーローで、「復讐の精霊」 (Spirit of Vengeance) の異名を持つ。普段は宿主である人間の姿をしているが、その力が必要になると変身する。
アメリカのカントリー・ミュージックで、アメリカ西部の怪談(※)を題材にしており、①の『ゴーストライダー』にも影響を与えている。
また、音楽ジャンルとしてはカントリー・ウェスタンであると同時に「ブルーグラス」でもある。
そのためブルーグラス中将は五老星と何か関係があることが予想される。
ブルーグラス中将の能力がノリノリの実なのも、カウボーイからの発想だと考えられる。
※アメリカ開拓時代にはカウボーイたちが牛を移動させていたが、未整備の荒野で遭難して全滅する事故も多発したことから、「目的地に着けず荒野で死んで骨だけになったカウボーイと牛の亡霊が今も荒野を歩き続けていて、その亡霊に出会った者は仲間にされ、骨になっても永遠に荒野をさまよわなくてはならない」という怪談が囁かれた。
wikipedia ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ より。
>この曲は、カウボーイの言い伝えがもとになっている。雷鳴がとどろく空を、カウボーイの亡霊に追われる、赤い目と鋼鉄のひづめを持った牛の幻を見たカウボーイが、行く道を変えないと、おまえは、果てしない空で、永遠に悪魔の飼う牛たちを追いかける運命に陥るだろうと忠告される。ジョーンズは、12歳の時に、友人であった年配のカウボーイからこの話を聞かされたと言う。この話は、北欧の伝説であるワイルドハントをほうふつとさせる。
参考動画:1分で学ぶマーベルコミック!:ゴースト・ライダー(ジョニー・ブレイズ)
この曲は映画『ブルース・ブラザーズ2000』に登場しており、主人公たちがブルーグラスを演奏するシーンがある。
その中で「骨になった馬に乗って走るドクロのカウボーイ」のイメージ映像が登場するのだが、実はその「骸骨カウボーイと骸骨馬」がほぼ馬骨のデザインそのまんまである。
また、同シーンで主人公たちがブルーグラス音楽祭の観客に「ハウディー(Howdy)」と挨拶しているが、これは南イングランドの方言や、スコットランド人の挨拶が元になっている。
参考動画:ブルース・ブラザース 2000 - Riders In The Sky (日本語字幕 ) 1998(2:23頃)
>アメリカ南西部の農村部では、Howdyとは「How do you do?」の正式な挨拶の短縮形であり、アイダホ、ニューメキシコ、ネバダ、オレゴン、テキサスのすべての人種の住民に受け入れられる正式な挨拶と考えられている。
ちなみに『ブルース・ブラザーズ』は日本のアニメ関係者に大人気の作品としても知られる。
(続く)