【ワンピース ネタバレ考察】1114話で1話の世界沈没とイム様の27年越しの伏線が回収!【ONE PIECE SPOILER】2024年5月29日

※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1114話〝イカロスの翼〟で、ついに27年前の1話の伏線が回収されました!!!。

実は1話ですでに、地震と世界が海に沈むことや、イム様の伏線が描かれています

と言っても、尾田先生ご本人以外では、世界で私1人しか伏線だと思っていないでしょう。

 

 

★単行本 巻一(1巻)の16ページを見てください。

★16ページ=イム様なので、極めて重要な内容が描かれています。

第1話〝ROMANCE DAWN ー冒険の夜明けー〟で、マキノさんの酒場でルフィとシャンクスが会話をするシーンでの会話の流れを見てみましょう。

 

◆1コマ目

(わいわい がやがや)

ルフィ

「シャンクス」

(海神の槍を模した三本フォークで板状の肉を噛んでゴムのように引っ張っている。皿の上にパンは無い)

 

シャンクス

「なんだ」

(屋内なのに麦わら帽子をかぶっている)

(左手でスプーンを不器用に使い、皿を右手で抱え込むようにして、おそらく肉抜きの赤いキムチチャーハンを食べている。そばに「くすんTTOOへら」?と書かれた酒瓶。泣いている目と2粒の涙か米?)

(ルフィの皿とコップ合わせて4つ。シャンクスの赤いキムチチャーハンが乗った皿と、その上のスプーン。これらはこの世界の全体図を表現しているのではないか。例えばシャンクスが悪魔の右手で守っているチャーハンがレッドライン。その上のスプーンが空島かラフテル

 

ルフィ

「あとどのくらいこの村にいるの?」

 

◆2コマ目

シャンクス

「そうだなァ この村を拠点に旅をして もう1年以上たつからな あと2・3回航海したら この村を離れてずっと北へ向かおうと思ってる」

(左手で皿にスプーンを立てて「コツン」と音を出して合図する。空島かラフテルが地上に落ちる暗示か

 

ルフィ

「ふーん」

(肉を「ブチッ」と食いちぎる)

 

◆3コマ目

ルフィ

「あと2・3回かァ…」(ぼーっ)

(背後で騒ぐ効果線「|||」三本線。皿の上で半分食べたパンを右手で握り、頬を膨らませている)

 

マキノ(何かに気づく)

 

※マキノは『ONE PIECE』の根幹にかかわる最重要キャラの一人。

尾田栄一郎先生が大きな影響を受けた『次郎長三国志』『浪人街』の映画監督 マキノ雅弘植物学者牧野富太郎、古代ギリシア演劇の「機械仕掛けの神」デウス・エクス・マキナなどが由来のキャラだと考えている。

 

 

◆4コマ目

マキノ(困ったようなヤレヤレという笑顔でため息をつく。ため息のフキダシ)

 

 

◆5コマ目(五=ニカ)

(斜め後ろからルフィとシャンクス、カウンターの向こうのマキノを見る画面)

 

ルフィ

「おれ それまでに泳ぎの練習するよ!」

 

シャンクス

「そりゃいい事だな!勝手にがんばれ」

 

 

ここでは、上記の16ページで描かれた1114話の伏線についてだけ書きます。

2コマ目でルフィが肉を食いちぎります。

以前から、私はこれを「いずれ星の地下のプレートが断裂する」「今後、ルフィが星のプレートを食いちぎる」という伏線だと考えてきました。

 

 

そして1114話でベガパンクが「世界は一度海に沈んだ。我々はかつての〝大陸の断片〟の上に暮らしている」と暴露しました。

 

 

プレートの断裂。

陸地が海に沈む。

引き裂かれてバラバラの断片=島になった大陸。

これらの要素から浮かび上がるのは、ある超有名な映画です。

小松左京先生原作の映画『日本沈没』です。

 

 

この展開が『日本沈没』であることを示す根拠が1115話で書かれています。

ベガパンクは次のように語っています。

 

ベガパンク

「わずか100年間での海面上昇幅は実に…」

「200m(メートル)!!!」

 

 

『日本沈没』では、日本が沈没することに気づいた田所博士が総理大臣に次のように語るシーンがあります。

 

田所博士

 

「小笠原の北、鳥島の南東で小さな島だが、一晩で200mも沈んだ。また日本海溝の底では極めて密度の高い乱泥流を見た。日本の地震の頻発性震源はここ数年、大体において東方の海底上に移動をしている」

「為政者としてはかなりの覚悟を決めておいていただきたい」

 

 

200mの元ネタはこれでしょう。

 

 

私は1話16ページでルフィが肉を食いちぎる絵を見て、「プレート断裂だから大地震が起こるんだな。同時にシャンクスがスプーンをコツンと皿に立てているから、シャンクスが地面を掘ってプレートを断ち切るきっかけを作るのかもなあ」とは考えていました。

 

 

しかし、まさか『日本沈没』をやるとは思っていませんでした。

その点は完全に予想外。

意表を突かれました。

考えてみれば、私がプレートの知識を得たのも『日本沈没』だったのですから、予想できたはず。

そこに思いが至らなかったのは不覚でした。

 

 

さらに関係するのは宮崎駿監督作品『未来少年コナン』の「超磁力兵器で世界の半分が一瞬で消滅。地球は大地殻変動に襲われ、地軸がねじ曲がり、5つの大陸は引き裂かれて海に沈んだ地球」。

ゴムゴムの実(と言われていた物)の姿は、『未来少年コナン』冒頭の「世界が海に沈んで大陸が引き裂かれて断片だけになった地球」の絵にそっくりです。

 

 

したがって、私はゴムゴムの実は地球だと考えています。

だから、シャンクスはルフィに「この帽子(ぼうし)をおまえに預ける」と言ったのです。

このセリフは「この星(ほし)をお前に預ける」というシャレであり、星=地球だと私は考えています。

 

(「この胞子(ほうし)をお前に預ける」という意味でもあります)

 

 

1話は一コマ一コマが伏線だと思いますので、以前も1話の解説をすべきかと書いたことがありますが、膨大な量の伏線を解説するのは大変なので、まだ出来ません。

最終更新:2024年05月29日 06:59