※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話までの内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
バギーの赤鼻については、読者からは「あの赤鼻は本当の鼻を隠すための”付け鼻”であり、本当の鼻に何か秘密があるのではないか」と指摘されてきました。
実際に、バギーは赤鼻について指摘されることを非常に気にしています。
そして第1095話〝死んだほうがいい世界〟の扉絵リクエスト「バギーがリスザルにトレードマークの鼻を奪われて追いかけているところ」P.Nにっぴで、バギーの鼻が「付け鼻」であることが明確になったと、私は判断しました。
そこで、「バギーの赤鼻の下には何があるのか?」「バギーの本当の鼻はどうなっているのか?」について考えてみました。
この考察は、
①バギーが本当の鼻を隠したいと考える理由がある
②幼少期から隠していると思われるので、「誰かに鼻を隠せと言われた、赤鼻を付けられた」可能性がある
ことを原則として考えてみます。
(1)バギーの鼻は「マザーフレイム」である
ルナーリア族の背中の炎のように、鼻が常に燃えているので、赤鼻で密閉して火を消している。
(アルコールランプのフタのようなもの)
この場合、「バギーはマザーフレイムのクラバウターマン」という設定でも面白いと思います。
(2)バギーの鼻は「第三の目」である
バギーは実は「純血の三つ目族」であり、鼻の部分に目がある。
(シャーロット・プリンは三つ目族とのハーフなので額に目がある、と考える。あるいは逆にバギーがハーフなので変なところに目がある、とか)
バギーの額の骨バツ印は手塚治虫『三つ目がとおる』の主人公・写楽呆助の額のバツ型絆創膏。
写楽呆助は古代三つ目族の最後の生き残りであり、額の第三の目で以上に高い知能を発揮し、超能力を使うことができるが、第三の目を封じられると幼児化してしまう。
放っておくと世界征服をしたり超兵器を作ってしまう危険人物のため、第三の目を大きな絆創膏で封印している。
ちなみに写楽呆助(シャラク・ホースケ)という名前の由来は「シャーロック・ホームズ」。
そのため写楽呆助の相棒は「和登(ワト)さん」であり、これはホームズの相棒「ワトソン博士」というシャレである。
また、ナミを「ナミさん」にしている理由の一つは、和登さんがモデルだからとも考えられます。
(3)バギーの鼻は親に似ている
バギーは実は「問題のある人物と鼻がそっくり」であり、鼻を見られると親が分かる、あるいはその血縁だと疑われてしまう可能性が高い。
だからロジャーたちから「赤鼻を外すな、赤鼻が付け鼻だと他人に知られるな、本当の鼻を他人に見せるな、特に「世界政府」に知られるな」と言われていたのかもしれません。
「ロジャー船長の言いつけ(今となっては遺言)」であれば、バギーが異常に赤鼻について触れられるのを警戒する理由になります。
バギー本人も目立たないように、ロジャー海賊団のクルーだった事を隠していたくらいですからね。