1巻 第1話「二千年後の君へ」(2)

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・この世界はエレンが目覚めた瞬間から始まっている。

・壁内人類の記憶は、一部を除いて実際に彼らが経験したことではなく、世界開始時に脳に書き込まれたものである。

 

・この世界は疑似物質で作られた仮想空間であり、巨人の収集した記憶を元に再現されている。

・壁内人類は過去に実際に生きていた人類であり、巨人の中に保存された記憶から肉体化(インカーネイト)されている。

・人類の膨大な記憶を保存しているのが壁の中の巨人であり、いわば壁は巨大なハードディスクである。

 

・壁の中の巨人そのものが過去の人類であり、壁内人類は彼らのコピーである。

・従って、肉体化できる人類の個体数は限られており、壁の中の巨人の数と同じである。

・数に上限のある壁内人類の数を水増しするため、一体のオリジナルから男性体と女性体が作られている。

・遺伝情報が限られているため、壁内人類の親子は非常によく似た容姿をしていることが多い。

・同時に、遺伝情報が同じなので壁内人類は伝染病に弱く、同じ病気に同時に感染してしまう。

 

・壁の中の巨人は、壁内人類が「トゥルー・エンド」に到達し、自分たちが再生できる時を待っている。

・この壁の中の巨人を復活させようと、世代を超えて活動しているのがグリシャ・イェーガーやキース・シャーディスである。

 

・この世界は何度も滅んでおり、そのたびに作り直されている。

・壁の数から、最低3回は再生されていると予想される。

・この世界は選択肢で分岐するアドベンチャー・ゲームと同じ構造になっている。

・この世界が滅ぶのは、エレンが間違った選択をしてバッドエンドを迎えた時である。

・バッドエンド条件は複数の可能性があり、エレンやアルミンなど重要人物の一人が死亡した場合も考えられる。

・エレンの人生は一種のゲーム・プレイであり、バッドエンドを迎えると自動的にミカサがセーブする。

・ミカサはゲームの重要な分岐点ごとにプレイデータを壁に送信しており、それが頭痛または継承した手首内の痛みである。

・バッドエンドを迎えると、ミカサはエレンを食べて、その全記憶を送信し、壁は次のエレンと世界を再生する。

 

・本編と単行本の表紙の内容が異なるのは、単行本の表紙は過去のバッドエンドを迎えた時のプレイ内容だからである。

・冒頭の「845」は、「この世界は845年の時点から再生された」または「845回目のプレイ」という意味である。

・エレンの回想は、別プレイのエレンの記憶の集合体である可能性が高い。

・そのためエレンの回想は時系列順ではなく、様々な時代の記憶が混在していると考えられる。

・たとえば16巻のグリシャがエレンに注射をする時の回想は、一番最初のプレイ内容だと考えられる。

 

 

・第1話冒頭のミカサらしき少女の「いってらっしゃい」は、エレンの全データを送信して新しいプレイを始めるために、エレンを食べる直前のミカサの映像である。

・ミカサは、大好きなエレンと再び出会うために世界を再生している。

・この世界はミカサの記憶、すなわちミカサのセーブしたプレイ・データから再生されている。

・この世界は「ミカサの思い出」であり、ミカサが「思い出す」ことで継続している。

・そのため、ミカサはこの世界では神に等しい存在であり、ミカサという名前自体が「カミサマ(神様)」のアナグラムである。

 

 

・また、ミカサの元ネタの一つは阿倍仲麻呂の「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」だと考えられる。

・阿倍仲麻呂は唐の皇帝に気に入られてしまったために50年以上も日本に帰れず、ようやく皇帝の許しを得て帰国の途に着くも、船が難破してとうに引き替えざるを得ず、結局日本への帰還は出来ないまま異国で客死した。「天の原~」の歌は、仲麻呂の強い望郷の念を表したものである。

・故郷への帰還を切望する点で、阿倍仲麻呂、その阿倍仲麻呂がモデルの一人と考えられるミカサ、そしてライナーたちは共通している。

・そして、単行本の裏表紙で並ぶ104期の図で、ミカサの隣にライナーたちが配置されているのも、ミカサとライナーたちの間に何らかの関係があることを表現している。

 

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最終更新:2015年06月15日 09:08