なぜアニメ版24話でエレンは串刺しになったのか

アニメ版のラストは「女型の巨人」編のクライマックス。

原作では「女型の巨人」の攻撃を受けたエレンが地下道内で直接巨人化している。

それに対し、アニメ版24話ではエレンが瓦礫に埋まって胸を木材で貫かれているが、この変更は、「モズの速贄(はやにえ)」を表現するためだと考えられる。

 

加えて、木材が胸を貫いている事から、作中で繰り返し登場する「心臓を捧げよ」という誓いの言葉にも繋がっている。

兵団の心臓に右拳を当てる敬礼は、自らの心臓に杭を刺す動作(自決)だと見る事も出来る。

 

そのため、この変更はエレンや壁内人類が生け贄であることを、より明確に示そうとした演出だと言える。

鳥は『進撃の巨人』の最も重要なモチーフの一つであり、今後も鳥に関する暗喩が登場すると予測される。

 

すでに登場している他のモチーフには、「蝶とカマキリ(エレンとミカサの関係)」などがある。

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最終更新:2015年07月07日 08:13