アニメ版のラストは「女型の巨人」編のクライマックス。
原作では「女型の巨人」の攻撃を受けたエレンが地下道内で直接巨人化している。
それに対し、アニメ版24話ではエレンが瓦礫に埋まって胸を木材で貫かれているが、この変更は、「モズの速贄(はやにえ)」を表現するためだと考えられる。
加えて、木材が胸を貫いている事から、作中で繰り返し登場する「心臓を捧げよ」という誓いの言葉にも繋がっている。
兵団の心臓に右拳を当てる敬礼は、自らの心臓に杭を刺す動作(自決)だと見る事も出来る。
そのため、この変更はエレンや壁内人類が生け贄であることを、より明確に示そうとした演出だと言える。
鳥は『進撃の巨人』の最も重要なモチーフの一つであり、今後も鳥に関する暗喩が登場すると予測される。
すでに登場している他のモチーフには、「蝶とカマキリ(エレンとミカサの関係)」などがある。