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今日発売されたばかりの『別冊少年マガジン』2015年11月号に掲載されている『進撃の巨人』第74話「作戦成功条件」で、最低でも3人(猿巨人(獣の巨人)、ライナー、ベルトルト、その他?)が野営をしていた跡がアルミンにより発見されました。
このキャンプの遺留品から、壁外組の情報を分析してみます。
まず、一番わかりやすい遺留品はアルミンが確認した「いい匂いのする黒い液体が入っていたポットとカップ」です。
これはコーヒーかココアだと思われますが、私はあえてインスタントコーヒーではないかと考えます。
① 壁内は酵母による食料の長期保存が可能であり、
② 壁外への長期遠征や旅行も無く、
③ 対外戦争がないため軍用レーションの必要性も薄い
ために、携行保存食が発達していないと思われます。
現にアニメ版「イルゼの手帳」の冒頭でもエルヴィンは「酵母を重点的に」と部下に指示しています。(ちなみにこのシーンの直後にハンジが見せる怪力はハンジがアッカーマンである伏線ではないかと私は疑っています)
以上の点、および壁内の時代設定や技術が18世紀に限定されているという仮定から、私は「壁内に缶詰は存在しない」と結論します。
一方、ウトガルド城に残されていた酒と缶詰は猿巨人が野営したときの遺留品だと考えられます。
だとすれば猿巨人は壁内人類にとってオーバー・テクノロジーである缶詰を持ち、今回の第74話の遺留品を見てもほぼ現代に近いレーションや備品を携行していることになります。
レーションや関連備品の発達は戦争と密接な関係がありますから、猿巨人の故郷が戦争経験豊富であること、およびその高い国力の証明となっています。
(ユミルも12巻第48話「誰か」で、ライナーとベルトルトとその仲間について「こいつらの力は絶対だ 壁の中にも外にも私の逃げ場は無い」とライナーたちの故郷の圧倒的な力をヒストリアに説明しています)
私がインスタントコーヒーにこだわるもうひとつの理由は、インスタントコーヒーの歴史です。
実はインスタントコーヒーは日本で開発され、のちにアメリカで普及し、第二次世界大戦の日米戦争でアメリカ軍が本格的に使用しました。
アメリカ人にとってコーヒーは非常に重要な飲み物のようで、原始的なインスタントコーヒーは南北戦争(1861年-1865年)のときにはすでに存在していたそうです。
したがって、軍事行動中の野営でコーヒーと言えば、アメリカが真っ先に想起されるのです。
私は以前の考察でも、「猿巨人は”アメリカ”であり、ライナー、ベルトルト、アニはアメリカとの戦争に敗北した国の戦士。現在は捕虜でありアメリカへの帰化権(グリーンカード)を得るために戦争で手柄をあげなくてはならない」と仮定しています。(アメリカはローマに置き換えてもいいでしょう)
作中でライナーたちが口にする「戦士」には、「ライナーたちの故郷(祖国、人種)の戦士」という意味と、「アメリカ帰化(またはアメリカに拉致された同族解放)のために戦士になる」という2つの意味があり、ベルトルトの「ライナーは昔は戦士だった」というセリフは前者、アニの「私は戦士になりそこなった」というセリフは「正体がばれて任務に失敗したためにアメリカへの帰化権を喪失した」という意味で後者ではないかと、私は考えています。
そう考えると、12巻の巻末描き下ろしにおけるユミルの「手土産」という発言の意味も説明できます。
上記の仮説に沿って、ユミルとライナー&ベルトルトの会話を仮解釈してみます。
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この「馬鹿」は12巻最初の第47話「子供達」に対応。
私は47話があるからこそ、この巻末描き下ろしが必要だったと考察。(別途解説)
里帰り=敵地潜入任務を終えてアメリカに帰還すること。
お土産=任務の成果。本来は座標奪取が目的だが、その他の有益な人物なら一定の評価をされる模様。
今までの描写から、壁外組の目的が「壁内からの座標or有益な人物の奪取」であり、奪取しようとするのが常に「人物」である点に注意が必要。
つまり、壁内の全人類を消滅させようとしたのも座標=人物を奪取するためだったということになる。(10巻のライナーの説明は非常に重要なので別途解説)
手ぶらじゃお前ら帰ってくれねぇだろ=なんらかの成果が無ければ任務未達成ということでアメリカに帰還できない模様。
同時に、その事をユミルが知っており、ライナーたちに同情し、助けようとしている点が重要。
ライナーもユミルを見逃そうとしている事から、ユミルとライナーたちの間に何らかの共通意識や共通体験があることが察せられる。
同時に、ユミルの価値は座標よりも優先順位が低いことも分かる。
また、ライナーの「”まず”助からない」という言い方から、ユミルが「絶対に助からないわけではない=条件付きで助かる道があるかも知れない」というニュアンスも感じ取れる。
そのため、たとえばユミルが「故郷ってやつ」に行き、まだ隠している何らかの情報を提供する代わりに、自分とヒストリアを助けてもらうという展開もあり得る。
一種のループ状態を示唆している。
2巻第5話「絶望の中で鈍く光る」で初登場時のユミルはエレンたちの班がアルミンを残して全滅したことにも全く動じず軽口を叩き、コニーからは「いつも以上にふざけている」と評されている。
これはユミルがすでに同じような巨人による都市蹂躙を経験をしており、また、むしろ面白がっているようにも見える。
「かつて自分を蹂躙した壁内人類が、今度は巨人に蹂躙される側になった、ざまあみろ、私と同じ苦しみを味わえ」という感情?(サネス「こういう役には多分順番がある・・・」14巻第55話「痛み」)
たとえば、ユミルはライナーたちと同じくアメリカに滅ぼされた敗戦国の指導者で、アメリカまたは自分の民を救うために、かつて盗んだ巨人の力を使って犠牲になったが、たまたま第二の人生を得てずっと逃亡生活を続けてきた、と仮定する。
◎ユミルは壁を転々として、アメリカが侵攻してくるたびに別の壁に逃げてきた
or
◎同じ壁が巨人の力で何度も破壊(ライナーたちの侵攻?)と再生をループしており、ユミルは何らかの方法(ヒストリアを犠牲にして?)で破壊を乗り越えて生き延び、再生後の壁に逃げ込むことを何百年も何千年も繰り返してきた
or
◎いざとなったらヒストリアに自分を食べさせ、ヒストリアの中に自分の記憶データをコピーし、次に再生された世界でよみがえる事ができる?(グリシャが自分をエレンに食べさせたのも同じ理由?)
ここで破壊された扉が映るのが意味深。
扉部分を破壊されたことや、壁に穴が開いていること自体に何らかの意味がある?
◎扉部分の破壊とユミルに何か関係がある?
◎(私は「壁=女体」説を採っているので)処女膜が破られたことを暗示している?
◎かつて盗んだ巨人の力(=借りたもの)を、ライナーたちの故郷の戦士に食べられる事で返す?
◆◆◆
※私の「壁=女体」説では、ウォール・シーナのシーナは「粃(しいな。中身のない種のこと)」であり、その地下に「授精前の卵子」に相当する何かが存在すると考える。
ロッド・レイス卿の巨人が長い背骨を持つのは、彼が「大量の骨髄液=大量の人間の記憶」を持っていることを示唆している。
ロッド・レイス卿の巨人が顔を地面に突っ込んでいたのは自重のせい(だけ)ではなく、「巨人がウォール・シーナの地下に向かって直進しようとしていたから」。
ロッド・レイス卿の巨人がウォール・シーナ地下の卵子を目指していたのは、「巨人は精子であり、世界の卵子を自分の保存している人類の記憶で受精させ、新しい世界を産ませることが目的だから」。
「受精した卵子は、巨人(精子)の記憶データ(遺伝情報)を元に、精子役の巨人が望む世界を創造する。巨人の記憶と意志が必要」。
そして、「新しい世界では、精子役の巨人に記憶されていた人類だけが再生される」。
例えて言えば、「精子役の巨人はノアの箱舟」であり、「ノアの箱舟=巨人の骨髄液に記憶を保存された人類だけが、新世界に移住することができる」。
「”巨人の記憶から再生された人類”は初期化されているので、前の世界の記憶を失う。これが”記憶操作される大多数の単一民族”の正体である」。
しかし「”巨人に食べられずにカタストロフを生き延びて新世界に移住できた一部の人間”は、そもそも記憶を初期化されない。つまり新世界に記憶を持ち越すことができる。これが”記憶操作されない少数派の血族”の正体である」。
あるいはその逆で、「精子役の巨人に食べてもらえた人間は前の世界での記憶を持って新世界で再生される。つまり、精子役の巨人に食べてもらえた人間だけが記憶データを新世界に持ち越すことができる。これが”記憶操作されない少数派の血族”の正体である」。
そして「精子役の巨人に食べてもらえなかった人間はカタストロフで死に、新世界ではレイス家のバックアップデータから再生される。そのため精子役の巨人に食べてもらえなかった人間は前の世界の記憶を持っていない。これが”記憶操作される大多数の単一民族”の正体である」
(壁内人類は太陽光の蓄電池であり、世界再生時にエネルギー原として巨人化され、消費される。世界再生後は巨人のまま放置され、太陽光を浴びて再び活動を始める)
(※こちらの方が、15巻第61話「回答」で、ピクシス司令の「巨人が壁を破って来た際に人があまり残っていないようでは巨人に呆れられてしまうだろう」という発言に対し、王政の一人が皮肉そうに笑って言った「それだけは避けたいものだ」という発言も説明しやすい。たとえば、「王政はいずれレイス家がかろうじて入手した手段=精子役の巨人がウォール・シーナまでやってきて、自分たちを食べて新世界に連れて行ってくれる事を知っており、壁内人類が「巨人のエサとして」必要だと知っている」、だからピクシス司令の発言が意外に的を得た事を言っているのでつい笑ってしまった、など。また、その後のシーンで、王政の「避難民が自分の領地に入ってくる事にはとても耐えられない」という発言も、王政(少数派の血族)の一般の人類(大多数の単一民族)に対する強固な生理的嫌悪感を感じさせ、もしかして王政と一般民衆はそもそも生物として違うのではないか、と疑わせる描写になっている)
例えて言えば、この世界の人類は「巨人の思い出」の中に住んでいるのである。
「ロッド・レイス卿はこの壁のバックアップ用記憶データを保存する生きた記録メディア」。
だからロッド・レイス卿は自分さえいれば今の「この壁」を再生できるため、「グリシャ(に見える人物)のレイス家襲撃事件」でも、自分だけは殺されないよう必死で逃げていたのではないだろうか。
(※ループなら何度も襲撃を経験し、そのたびに自分の家族を見捨てて自分だけ生き残ってきたという可能性もある。ケニーが「俺は巨人になれないのか」と発言した時のロッド・レイス卿の冷めた態度も、ミカサと同じ「ああ、またこれか」というウンザリ感の表れかも知れない)
「巨人は世界創造時にバックアップデータを初期化される or 自分は再生されずに消滅する」ため、ロッド・レイス卿は自分自分が巨人になるわけにいかなかった。
ところが、「ヒストリアが骨髄液の注射器を破壊したために、レイス家の記憶データが蒸発」し始めたため、「ロッド・レイス卿は自分が初期化されてバックアップを失ってでも、蒸発しかけているウーリやフリーダだけは再生させようと巨人化した」。
要するに、あの「注射液の中には人類を含めた世界が丸ごと入っている」のであり、「ロッド・レイス卿は自分の生きてきた平和な世界=自分の故郷を再生するために犠牲になる道を選んだ」ということ。
<参照>
そこから、ライナーたちの「帰れなくなった故郷に帰る」という目的を考える。
この世界は再生後の世界であり、ライナーたちの住んでいた世界はすでに消滅している。(だから、「故郷」には帰ることができない。「故郷ってやつ」は任務に成功しさたちすれば帰化権(次の世界での再生権)を与えてくれるはずのアメリカ(仮))
ライナーたちは自分たちの世界の記憶を保存(バックアップ)しており、それを精子役になれる人物に注入して巨人化させ、ウォール・シーナ地下または他の壁の卵子を受精させることで、「自分たちの故郷が存在した世界を再生させる」ことを目指している。
いわば「壁は”世界の卵”」であり、壁内人類とライナーたちや猿巨人はその争奪戦をしている。
11巻でのユミルの「せー」は「精子」。
ユミルは直前に「言っちまえば」と言っているので、彼女らしい身も蓋もない言い方でしかもエレンには分かりにくく本質をズバリと言っている可能性が高い。
ウトガルド城でコニーに言った下品な冗談のように。
このときのユミルの顔は、口は笑っているが目は必死である。
コニーの言葉が「この世界と巨人の秘密」に直結する内容だったので、慌ててごまかしたのだと考えられる。
ユミルそしてライナーたちは、「この世界と巨人の秘密」を壁内人類に知られる事を異常に怖れている(11巻、12巻のライナーやベルトルトの言葉、そしてユミルのエレンやヒストリアに対する言動など)。
要するに、巨人の秘密には知られると非常にまずい「何か」が隠されている事が分かる。(タイムマシン物のように、自分が未来人だと知られると、先祖を殺されたり、過去改変や歴史改竄をされてしまうので危険・・・のような「何か」。例:『ドラゴンボール』の人造人間/セル編)
また、このユミルの言葉と私の仮説から、『進撃の巨人』は日本神話を基盤にしている可能性がある。(北欧神話はミスリード。北欧神話も入っているが、その他に多数の元ネタが混入されている)
すなわち「国産み」であり、イザナギとイザナミの神話である。
「国産み」から着想された作品では、日本神話とニューギニア、古代と現代、物質文明と精霊、さらにはノアの箱舟など本来あり得ない組み合わせを見事に繋いで見せた、諸星大二郎の『マッドメン』が特に異色かつ有名である。
絵柄は好みが分かれると思うが、『マッドメン』は漫画史上に残る傑作なので、伝奇やSF、古代神話や民族伝承を扱った作品に興味のある方には是非一読をお勧めしたい。
ちなみに、『マッドメン』には「異母兄妹」が重要な存在として物語の中心に据えられているが、私は『進撃の巨人』でもエレンとミカサが異母兄妹(姉弟)である可能性も考えている。
余談ながら、諸星大二郎はアニメーション監督の宮崎駿が最も影響を受けている作家の一人。
宮崎監督がインタビューで諸星大二郎に言及したり、漫画版『風の谷のナウシカ』が諸星大二郎作品に強い影響を受けていることは、ファンの間では有名である。
◆◆◆
ずっと覚めない悪夢=巨人になっていたこと?壁の一部になっていたこと?
その時借りたものを返してるだけ=マルセルの骨髄液またはマルセルの所持していた注射液で人間に戻れたこと?
5年前=ループの場合、実時間の5年前ではない可能性あり。
お前達の境遇を知ってるのは私だけ=ループを示唆?同じ経験をしている?(ライナーたちと同じく外国の捕虜だった(仮)?)
自分じゃどうにもならなかった=外国の捕虜など自由のない状態で戦勝国のために働かざるを得なかった?他人を犠牲にしなければならなかった?巨人化と食人のこと?
女神=知性化?リンゴのような実をユミルに似た巨人に差し出す絵本の少女?
女神様もそんなに悪い気分じゃない=女神になったことがない? だとするとユミルが「大勢の人の幸せのために死んであげた(10巻第40話「ユミル」)」というのは女神になったという意味ではないことになる。
それとも逆に「以前に女神になったことがある」という意味のセリフ?
月に手を伸ばす=月に関係がある?「故郷ってやつ」「あっち側」は月のこと?私の仮説「月が地球で、エレンたちがいるのが月」?
そして、ここでユミルが手を開いて伸ばすのは、『進撃の巨人』の最も重要なキーワード「握手(手を差し伸べる)」を意味していると思われる。
たとえば、「かつて地球と月が生き残りをかけて戦争をした。戦火の中で敵同士の地球人ユミルと月人ヒストリアは奇跡的に和解し、「握手」を交わした」、などのバックストーリーがあるのではないかと推測する。
作中で繰り返し登場する「握手(およびそのイメージ)」は、「本来なら絶対に和解できないはずの2人(白と黒)が和解した象徴」であり、本作の土台となる設定を表している。
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そして、私の1巻からの仮説は「壁内は日本」です。
繰り返し書いている通り、私は壁内の逆さカタカナ文字は、実際に日本語を使用していたという伏線であり、壁内は「日本が外国に占領され、そのことを忘れさせられた状態」なのではないかと私は考えています。
インスタントコーヒーが日米にまたがる歴史を持っていることから、今回の「黒い液体」の正体がインスタントコーヒーだとすれば、『進撃の巨人』と日米を結ぶ象徴的な伏線として使用されている可能性があります。
猿巨人が現代と同じく戦争によって発達したレーションを持っているのであれば、彼らの飲んでいたコーヒーもやはり戦争によって発達したインスタントコーヒーである方が納得できると、私は思います。
猿巨人やライナーたちが、現代レベルの軍用レーションや備品を用意できていることから、その運搬方法が問題となります。
可能性としては「猿巨人が運んできた」、「ライナーたちが一度「故郷ってやつ」に帰って物資を持って戻ってきた」等が考えられますが、猿巨人とライナーがシガンシナ区で決闘しているので、ライナーたちは「故郷ってやつ」には帰っていないと想像できます。
もしライナーたちが一時帰還したのなら、シガンシナ区に戻ってから決闘せずとも、「故郷ってやつ」で(決闘その他で)方針を決めてから帰ってくればいいからです。
また、猿巨人が「シガンシナ区で待っていれば座標の方からやって来る」と言っているので、いつ来るか分からないエレンたちを待ち受けて、常にシガンシナ区で待機する必要があったはずです。
ウォール・マリアの破壊された扉の上で、ライナーたちがわざわざ不自由なキャンプをしていたのもそのためでしょう。
そこでもう一つ、長期間のキャンプができるほどの物資が用意できる可能性を考えてみます。
それは「物資は最初から壁内に準備されていた」という可能性です。
同様に、ライナーが隠れていた壁の穴も最初から壁に作られていた可能性があると、私は考えています。