第79話「完全試合」までのメモ(その4)※ネタバレ注意

プロの編集者の方も見ているらしいので、緊張します。

実は最近『ワンピース』にも様々な考察があるのを知り、全巻を通読してみたところ、なんと『ワンピース』と『進撃の巨人』には不思議なほど共通点が多いことが分かりました。

大変面白いので、今後は以前のような分析や仮説の他に、『ワンピース』との共通点や講談社との関係、『進撃の巨人』の元ネタをピックアップしてゆこうかと考えています。

 

今は、主に「エレンや猿巨人の巨人操作システムと壁の構造」および、そこから考えられるについて考察しています。

現在のところ、この考察は、以前「巨人の分類」で指摘した、巨人化能力者が巨人に変身する時の相違点なども関係していると予想しています。

 

 

 

『ワンピース』と言えば、気になっていることがあります

別冊マガジンは『進撃の巨人』が当たったからか、それともメディアミックス(アニメ化)でも考えているのか、少々極端な構成になっています。

 

■別冊マガジン 5月号(http://www.shonenmagazine.com/bmaga/index.htmlより)

戦争☆BUSTER DRESS 第01話(貞松龍壱)※新連載(近未来ロボット・バトル)
進撃★進撃の巨人 第79話(諫山創)※先月分の再掲
進撃★進撃の巨人 第80話(諫山創)
進撃★進撃の巨人 Before the fall(原作/諫山創 小説原作/涼風涼 漫画/士貴智志)

   ふらいんぐうぃっち(石塚千尋)
   そんな未来はウソである(桜場コハル)
   寄宿学校のジュリエット(金田陽介)
   キラーキラー(笹古みとも)
戦争☆女王陛下の補給線(カワグチタケシ)(ヨーロッパ戦線風)
   迷え!七つの大罪学園!(漫画/球木拾壱 原作/鈴木央)
戦争☆かつて神だった獣たちへ(めいびい)(アメリカ南北戦争風)
戦争☆アルスラーン戦記(漫画/荒川弘 原作/田中芳樹)(イスラム風?)

   29歳独身中堅冒険者の日常(奈良一平)
   ハピネス(押見修造)
   アホガール(ヒロユキ)
   男三女四(水あさと)
   トモダチゲーム(原作/山口ミコト 漫画/佐藤友生)
   彼女はろくろ首(二駅ずい)
   アビス(長田龍伯)
進撃★進撃の巨人 LOST GIRLS ミカサ編(原作/諫山創 小説/瀬古浩司 漫画/不二涼介)
   金のタマゴ(カツヲ)
   フジキュー!!! ?Fuji Cue’s Music?(田口囁一)
   赤橙(原作/大部慧史 漫画/小川亮)
   学戦都市アスタリスク外伝 クインヴェールの翼(原作/三屋咲ゆう 漫画/茜錆 キャラクターデザイン/okiura)
   大攻者ナギ(加遠宏伸)
   ねこたん。(大橋つよし)
進撃★進撃!巨人中学校(漫画/中川沙樹 原作/諫山創)
   ぼくらは殺意日和(作/最果タヒ イラスト/はっとりみつる)
   将棋の渡辺くん(伊奈めぐみ)

 

 

掲載29本中、戦争物が4本(うち1本が新連載)、『進撃の巨人』とそのスピンオフ作品が5本となっており、実に約30%が戦争や軍隊に関係する作品です。

たしかに岩明均の『ヒストリエ』(月刊アフタヌーン)、カガノミハチの『アド・アストラ -スキピオとハンニバル』(月刊ウルトラジャンプ)など、史実に沿った戦争を描いた作品は複数存在します。

別冊マガジンの場合は史実ではなく、むしろ佐藤大輔(原作)、伊藤悠(漫画)の『皇国の守護者』(月刊ウルトラジャンプ)や、同じ講談社の雑誌に掲載されている岩永亮太郎の『パンプキン・シザーズ』(月刊少年マガジン)やカトウコトノの『将国のアルタイル』(月刊少年シリウス)のような、実在の軍隊や国を元にした架空世界での戦争物がメインです。

 

これらの作品のうち、大日本帝国陸海軍をモデルとした作品は『皇国の守護者』のみ。大変人気が高く、アニメ化も確実視されていたにもかかわらず、突然謎の打ち切りとなった、いわくつきの作品である。

ネットでは原作者が作品チェックをしないので打ち切られたと書かれた文章があるが、単行本の後書きを見ると原作者はちゃんとチェックをしているため、これは圧力を隠すための偽情報ではないかという感想もある。

また、原作者が仕事をしないというのは、実はよくある話。

 

筆者も某週刊連載作品で原作者の書いてくる原稿が、「主人公が敵に囲まれて危機になるが脱出する」としか書かれていなかった実例を知っている。

普通の漫画家や編集は、原作者が仕事をしなくてもちゃんと漫画を成立させるのが仕事であり(そもそも仕事を”させる”のが編集の重要な仕事)、しかも『皇国の守護者』は小説原作なので、原作者不在でも作画に支障は無い。

いずれにしても、『皇国の守護者』の打ち切りには何らかの事情があったのだろう、としか言えない。

余談ながら、漫画家が意図的に原作を改変する場合もある。

その代表が同じ講談社の『あしたのジョー』である。

『あしたのジョー』と言えば、主人公の矢吹ジョーがドヤ街と呼ばれる貧民街から少年院に送られ、院内でボクシングを身につけ、その後紆余曲折を経てようやくプロのリングに上がるというストーリーで有名である。

ところが、実は高森朝雄(梶原一騎)の原作ではジョーは第1話で既にプロボクサーであり、最初の試合のシーンから始まるという内容だった。

作画担当の「ちばてつや」は、原作を読んだ後、なんと1~数か月間失踪。

やがて帰宅したちばは、行方が分からず困っていた編集者に「これで大丈夫です。この作品を描けます」と言ったとか。

実は、ちばは原作に書かれていたリング・アナウンサーがジョーを紹介するときの「ドヤ街」「少年院出身」という言葉に刺激され、失踪していた間、実際にドヤ街に一人で住んでいたのである。

そして『あしたのジョー』はドヤ街から始まり、ジョーが子供たちと集団生活をするための”子供の国”を作ろうとして犯罪を犯し、少年院に送られ、そこでボクシングとライバル力石徹に出合うという、有名な物語が少年マガジンに連載されることになった。

つまり、ジョーの個性と戦う動機を説明した冒頭の部分は、ちばの発想なのである。

原作の梶原一騎もちばの意思を尊重して原作を書き直し、作品はヒットした。

数十年後、ある人が出版社のパーティーで梶原に「俺の作品でどれが一番好きだ?」と聞かれ、「あしたのジョー」と答えたところ、梶原は寂しそうな顔をして「あれはちばの作品だよ」と言って去って行ったという。

 

戦争物には上記のようなリスクも存在します。

作画コストが大きい割にそれほど大きなヒットもせず、労力に見合わないことが多いジャンルです。

そのうえ、新連載はロボット物で、そのうえデザインや内容は『コードギアス』や最近のガンダム風一番近いのは太田垣康男の『FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE』や類似のゲームだろうか)となっており、さらに読者層を狭めています。

 

 

ここでようやく本題に入りますが、この新連載の設定に、またもや『ワンピース』の設定が流用されていると、私は考えています。

また、その設定はすでに複数の作品で使用されており、『進撃の巨人』でも使用されていると見られます。

その複数の他作品にパクられている設定のうち、代表的な物が「2つの地球(2つの世界)」です。

「2つ」と書いてはいますが、複数存在するというのが正確です。

この設定は『進撃の巨人』でも使用されており、冒頭で紹介した別冊マガジンの新連載、『BUSTER DRESS』でも、この設定を使用しています。

なぜこのようなパクリ多発現象が起きるかというと、おそらく編集側の人材が入れ替わって、企画力が急激に落ちたため、「ヒット作品の要素を使い回す」ことを始めたためだと考えられます。

 

ここ数年で、漫画業界の中に何らかの変化が起こっており、作品の質が急激に落ち、名前も知らない原作者が異常に増えています。

逆に各週刊・月刊漫画雑誌のまだ人気の高い長期連載作品が、だいたい2012~2014年前後に集中して連載終了、あるいは編集長の一存で打ち切りとなっており、商業的に見てもあり得ない現象が続いています。(長期連載作品は雑誌の看板であり、購読継続の動機となるため)

その後、新しく始まった作品は商業的・政治的プロパガンダの要素が強く、頭はいいがつまらない作品が増え、残酷描写、人の相互信頼の否定、若い友達同士の殺し合い、人種差別的傾向、特に日本人蔑視の傾向が高まっていることから、背景には在日朝鮮・韓国・中国人の問題が関係していると思われます。

現に、すでにヘイトスピーチ規制法という、日本人差別の法律が出来てしまっており、先日も川崎市で日本人が在日朝鮮人に取り囲まれ、罵声を浴びせられるという事件が起きたばかりです。

そもそも特定の人種に対する優遇措置をすれば逆差別が起きることは明白であり、この差別を強制発生させる悪法の、一刻も早い廃棄が急務となっています。

少なくとも、間違いのない事実として、名前は書きませんが極度の韓国・北朝鮮擁護や偏向で知られる番組が、この週刊漫画雑誌の変化を良いことだと異常に称揚する報道を行っており(私の知る限りでは、この番組が漫画雑誌の動向を報道したことは一度も無い)、こうした漫画業界に中国や韓国が政治工作をしているという疑惑は、ますます深まっています。

当然、こうした傾向は漫画だけでなく、アニメにも影響を与えており、『コードギアス』、『ギルティ・クラウン』、『C』、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 』、アメコミ物、ヒーロー物、『ハイスクール・フリート』など多数のアニメが商業的・政治的イデオロギーの宣伝に利用されています。

一例を挙げれば、現在放映されている東映のプリキュア・シリーズが魔法使いを題材にした、はっきり言うと『ハリー・ポッター』のパクリのような内容になっているのは、USJが新しく作ったハリー・ポッターのアトラクションや、『ハリー・ポッター』の新作を売り込むため、あらかじめ魔法使い物への興味を日本の子供にすり込んでおこうという宣伝戦略によるものです。

ハンバーガーのセットにオモチャを付けて子供を誘惑し、子供のうちに自社のハンバーガーの味に慣らしてしまおうという、いわゆるマクドナルド方式です。

 

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最終更新:2016年06月07日 23:03