ストーリー



かつて「東京」と呼ばれた大都会は、
幾多の大変動に見舞われながら、
今また「TOKYOミレニアム」として生き残っていた。
……「TOKYOミレニアム」、
救世主の降臨が近いと唱え人々の信仰を集めたメシア教の街。
千年王国の実現を目指して造られたが、
そこには未だ救世主も神も現れていない。
いつの間にか市民の間に厳然とした階級の差ができあがっていた。

「ミレニアム」を統治する、管理機構、通称「センター」。
「センター」直属のエリートにして、警察権をも有する「テンプルナイト」。
「センター」への出入りまでが許可されている、第1級市民。
「アームターミナル」の所有が許可されている、第2級市民。
「ミレニアム」内での居住が認められているだけの、一般市民。

「TOKYOミレニアム」で最も栄える一画、「ヴァルハラ・エリア」。
今日も生と死を掛けた格闘が繰り広げられ、
人々は熱狂していた。
最近、まさに彗星の如く現れた戦士「ホーク」。
彼の強さに観衆は目を見張った。
彼は連戦連勝し、さらに人々を熱狂させた。
だが彼の素性、正体を知る者は誰もいなかった。
彼自身を含めて……


 199X  
「東京大破壊」
 トールマンがICBMのボタンを押す。
 203X  
「東京大洪水」
 大規模な地殻変動により東京近郊が陥没、浸水。
 203X  
「共同体社会成立」
 メシア、ガイア教徒問わず誰でも受け入れられた自由な集団組織であった。
 204X  
「メシア教の台頭」
「ガイア教暴動」
 メシア教会の統治に反対するガイア教団とガイア教徒が暴動を起こすが、テンプルナイツに
 より鎮圧される。
 205X  
「センター完成」
 大資本を利用し旧カテドラルを「センター」と名付け完成させ、都市国家計画を「ミレニアム」
 と宣言。
「デモノイド開発」
 労働力確保のため人造生物の開発が進む。
 206X  
「ミレニアムほぼ完成」
 ヴァルハラやファクトリー(生産エリア)など人々を収容するための施設がほぼ完成する。
 カジノ等の娯楽施設も設置。
「環境汚染」
 温暖化やオゾン層破壊、放射能汚染などミレニアム以外の地域が生存不可能な状態になってきた。
 それにともなって完全環境施設のミレニアムに人々が集中する。
「テンプルナイツ特殊警察化」
 数回におよぶガイア教徒によるデモ、暴動を鎮圧してきたテンプルナイツはセンターに評価され、
 エリート化していった。またさらに、特殊警察のような存在になった。センターの管理体制強化の
 現れでもある。
 20XX  
そして、救世主が誕生した………


【出典】
株式会社アトラス.PlayStation 真・女神転生Ⅱ 解説書.株式会社アトラス、2002、p.4-5


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2019年04月06日 19:50