コンポジット構造図
コンポジット構造図(複合構造図)のパーツ
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提供インターフェース
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表現:クラスから伸びたロリポップ、またはクラス内に<<provided interface>>と記載された下行に名前を記載。
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要求インターフェース
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表現:クラスから伸びた半円、またはクラス内に<<provided interface>>と記載された下行に名前を記載。
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ポート
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対象の分類子(構造化分類子)のインスタンスと外部環境の間、
あるいは分類子(構造化分類子)と内部分類子のインスタンス間のインタラクション(相互作用)の接点を表す。
プロパティの1種。上記2種類のインターフェースと、内部構造を結ぶ受け口。
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パート
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分類子の一種。複合構造図では、その役割に重点を置いて、ひとつのパートとみなす。
具体的には、同一クラスA1とA2があったとしても、役割が異なれば異なるパートとして記載される。
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表現:複合構造図のクラスの中のクラス。
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プロパティ
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プロパティは包含する側の分類子のインスタンスに所有されるインスタンスの集まりのこと。
コンポジット構造図では、パートとポートが相当する。
プロパティの多重度は、プロパティの右上か、プロパティ名の横に[]で括って記載できる。
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構造化分類子
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複合構造図の記載を可能にするために、従来の分類子を元にさらに構造が拡張された分類子。
構造化分類子のパートやコネクタ端に指定された多重度は、親の分類子が生成される時に、生成されるインスタンスの数を意味する。
また、親のインスタンスが消滅すると内部の入れ子になったインスタンスもすべて消滅する。
各名前の表示ルールは、
名前/役割名:分類子名
と記述する。
また、インスタンスが役割を演じる場合には、パート名を役割名とします。
なお、インスタンスであることを示す下線も合わせて引く。
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コネクタ
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このリンクは関連のインスタンスである場合もあるが、そうでない場合もある。
例えば様々なネットワーク機器からなる連鎖等を表すなど、幅広い意味を持ちうる。
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構造図の例
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メモ
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提供インターフェースが、要求インターフェースを実現する。
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コンポジット所有でないパートは、長方形を実線ではなく点線で表記する。
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サンプル
クラス図→複合構造図の例
最終更新:2011年07月31日 17:20