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 あ

+ 相嘗に(アヒナメに)
神様とお食事を共にして。「アヒニヘに」とも言う。
+ 青雲の靄く極み(アヲクモのタナビくキハみ)
美しい大空のずっと見えている果て。「青雲」は青雲の空の意。
+ 明御神(アカツキカミ)
御身を現し給う神。「現津御神」とも書く
+ 朝食、夕食(アサゲ、フフゲ)
朝の食事と夕の食事。
+ 朝といはず夕といはず(アシタといはずユフベといはず)
朝に夕に。常に。「朝な夕な」「あしたゆふべ」よりも雅正である。
+ 与る(アヅカる)
与る。関係する。
+ 天輝し国に輝しに(アマカガしにクニカガしに)
天に輝き地に輝き。
+ 天足し国足し(アマタラしクニタラし)
天地に不足なく、この世に不足なく。
+ 天つ日嗣(アマつヒツギ)
天子の御位
+ 天つ御食(アマつミケ)
高天原の時から召し上がる御饌。
+ 天社、地社(アマツヤシロ、クニツヤシロ)
天津神の御社、国津神の御社。
+ 甘菜、辛菜(アマナ、カラナ)
甘味のある野菜、辛味のある野菜。
+ 天地の共(アメツチのムタ)
天地と共に。類語「天地日月の共」。
+ 天の益人(アメのマスヒト)
増えてゆく人々。
+ 天の御蔭、日の御蔭(テンのミカゲ、チのミカゲ)
天を遮り、日光を遮る安らかな御殿。
+ 改め造り(アラタめツクり)
改造し。
+ 新代(アラタヨ)
新しき御代。類語「新御世(にひみよ)」
+ 生まれ出で坐しし(アれイでマしし)
お生まれなされた。「あれ出づ」は「生まれ出づ」より古い表現。



 い

+ 厳しく美はしく(イカしくウルはしく)
荘厳に立派に。
+ 厳し御代(イカしミヨ)
立派な御位。
+ 五十橿八桑枝(イカシヤクハエ)
立派な橿の木が多くのひこばえを出すこと。またそのように立ち栄えることの譬えに言う。
+ 生日の足日(イクヒのタルヒ)
吉日。生々、繁栄の日。足り調って不足のない日。
+ 功勲しく(イサヲしく)
功績のあるように。勤勉に。
+ 恪しむ・勤む(イソしむ)
一心に励む。
+ 労く(イタツく)
一心に働く。一心に努力する。
+ 厳の(イツの)
尊厳な。神聖な。
+ 幣帛(ミテグラ)
神に奉るお供え物。(ヘイハクともいう)
+ い照り輝く(いテりカガヤく)
照り輝く。(「い」は接頭語)。
+ 厳の磐境(イツのイハサカ)
祭祀を行う堅固に作った神聖な場所。
+ いとけなし
幼少である。類語「いはけなし」。
+ 往にし(イにし)
過ぎ去った。反対語「来む」。
+ 家内(イヘヌチ)
家のなか。類語「里ぬち」「国内」。
+ 今も将来も(イマもユクサキも)
今はもとより将来も。類語「今より前途ゆくさき」。
+ 忌竹(イミタケ)
神聖な竹。
+ 弥栄えに(イヤサカえに)
一層栄えるように。
+ 礼代(ヰヤジロ)
御礼の物。
+ 弥高に(イヤタカに)
一層高く。
+ 弥次々に(イヤツギツギに)
いよいよ永久に。
+ 弥遠永に(イヤトホナガに)
一層遠く永く。一層永遠に。
+ 弥饒に饒び(イヤニキびにニキび)
十分にいよいよ豊かに栄えるように。
+ いや果て(いやハて)
最後。
+ 謝ぶ(ヰヤぶ)
御礼を申す。感謝する。
+ 弥益々(イヤマスマス)
いよいよ一層に。
+ 斎ふ(イハふ)
清浄にする。守護する。



 う

+ 親族、家族(ウカラ、ヤカラ)
一族、家族、血族。
+ 受け伝へ坐して(ウけツタへマして)
御相続あそばして。
+ 嬉しみまつり(ウレしみまつり)
嬉しいものに思い申し上げ。
+ 頷き坐す(ウシハきマす)
御領地としてお治めになっている。
+ 鵜じもの(ウじもの)
鵜のようなもの。⇒「鹿じもの」
+ 宇豆の幣帛(ウヅのミテグラ)
多い、盛んな、立派なお供え物。
+ 諾ふ(ウヅナふ)
承諾する。
+ 頸根(ウナネ)
首の根元。
+ 美し日(ウマしヒ)
よい日。類語「美し水」「美し国」。
+ 甘らに(ウマらに)
十分に。立派に。
+ 生の子の八十続(ウミのコのヤソツヅキ)
子孫の続く限り。『日本書紀』では「子々孫々」を充てている。「生の弧の八十続まで」の言い方があるが、これは限定した意味となるので巧みな言い方ではない。
+ 欣かし・嘉かし(ウムかし)
清音で読むのが良い。
+ うむかしむ
喜ぶ。嬉しく思う。
+ 概む(ウレタむ)
嘆く。



 え

+ えさらぬ
避けられない。
+ え・・・・・ず―・・・・・
することが出来ない。



 お

+ 置き足らはして(オきタらはして)
沢山に置きならべて。
+ 奥つ藻菜(オキつモハ)
沖の方に生える海藻。⇔「辺つ藻菜」
+ 掟てたまふ(オキてたまふ)
規則、法律をお定めになる。
+ 招きまつる(ヲきまつる)
お招き申し上げる。
+ 食国(ヲスクニ)
天皇の知ろしめす国。
+ 鈍し(オぞし)
鈍い。愚かである。
+ 食物(ヲシモノ)
たべもの。
+ 劣し(ヲヂナし)
愚かである。いたらない。拙い。
+ 食国天の下(ヲスクニアメのシタ)
天皇の知らしめす国なる天下。
+ 遺つることなく(オつることなく)
洩れることなく。忘れ残すことなく。
+ 己がじし(オノがじし)
どの人もそれぞれに。
+ おのづから
自然に。ひとりでに。偶然に。
+ 各も各も(オノもオノも)
各々。
+ おほけなくも
身の程も知らずに。
+ 大晦日(おほづごもり)
大晦日。一年の最後の日。
+ 仰す(オホす)
(上の人から下の者に)告げる。更に敬って「仰せたまふ」、古くは「()
る」と言った。⇔「(まう)す」
+ 国民(オホミタカラ)
天皇の大御宝としての国民。
+ ()
最終更新:2009年04月30日 21:58