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 か

+ 堅磐に常磐に(カキハにトキハに)
堅固に。永久、不変に。永久に変わりないことを説いた語。「常磐に堅磐に」よりも、この用い方が多く、かつ古い用法でもあり、理に適った言い方である。
+ 隠り坐さむ(カクりマさむ)
隠り静りますであろう。「隠る」は古くは四段活用である。
+ 掛けまくも畏き(カケまくもカシコき)
言葉に掛けて申し上げる事も恐れ多い。類語「言はまくも綾に畏き」。「言はまくも尊き」は、言うことも尊い、という意で自己の動作を敬うことになるので誤用である。
+ 辱みまつり(カタジケナみまつり)
恭しくお思い申し上げ。
+ 報賽(カヘリマウシ)
お願いをしたことに対する御礼。類語「奉賽ヨロコビマウシ」。
+ 神さびて(カムさびて)
神々しい様子をなして。
+ 神留り坐す(カムヅマりマす)
神としてお留まりになります。充ち満ちて坐します。⇔「天降ります」
+ 神直日・大直日に(カムナホビ・オホナホヒに)
祭の状態から平生の生活状態に直して下さる神直日命と大直日命の神徳によって。
+ 神南備、神奈備(カムナビ・カンナビ)
神の鎮まりまさむ森。神の神聖な森。
+ 神寿ぎ寿ぎ奉らく(カムホぎホぎマツらく)
「神」は称え詞、「ほぐ」は祝う。
+ 神漏岐、神漏美(カムロギ、カムロミ)
神祖である陽の神と陰の神。
+ 仮宮(カリミヤ)
仮の宮殿。
+ 故(カレ)
そのゆえに。それだから。類語「かくあれば」。



 き




 く

+ 草の片葉(クサのカキハ)
草葉の一片。
+ 国内安らけく(クヌチヤスらけく)
国内が平安に。



 け




 こ

+ 是を以て(ココをモて)
それ故に。「ここをもちて」よりも古雅である。類語「これによりて」。
+ 事の由(コトのヨシ)
事の次第。事情。
+ 心穏に(ココロオダヒに)
心もおだやかに。
+ 言寿ぎ奉るとして(コトホぎマツるとして)
お祝い申し上げようとして。
+ 言寿の賀詞(コトホギのヨゴト)
お祝い申し上げる言葉。

最終更新:2009年04月30日 22:23