趙仁本 ちょうじんぽん
?-670頃
初唐の官人・宰相(在任667-670)。陝州河北の人。はじめ隋の官人で、貞観年間(623-649)殿中侍御史となる。隋の義寧年間(617-618)以来の詔勅をすべて自ら編纂・記録しており、政事にあたってはすべて暗記していたから、当時の人々は平服した。吏部員外郎、東台侍郎、司列少常伯となり、乾封二年(667)同東西台三品(宰相)、知政事に転じた。当時、
許敬宗が右相であり、権勢があったが、迎合しなかったため嫌われ、咸亨元年(670)尚書左丞を授けられ、知政事を罷免された。咸亨年間(670-674)初頭に卒した。『旧唐書』に伝がある。
列伝
『旧唐書』巻八十一 列伝第三十一 趙仁本
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最終更新:2024年11月24日 19:43