程异 ていい
?-819
中唐の財務官僚・宰相(在任818-819)。字は師挙。京兆長安の人。明経科に及第し、鄭県の尉に補任された。事務仕事に精通し、
王叔文に引き立てられ、順宗の永貞の改革の担い手の一人となったが、順宗の退位とともに遠地に左遷となった八司馬の一人となった。
李巽の推薦により侍御史から徴税・財務官僚として復活し、塩鉄揚子院留後、淮南等道両税司を歴任し、元和十三年(818)に工部侍郎同中書門下平章事(宰相)となり、翌年卒した。官舎で生活して財貨を貯蓄せず、清廉の人物で、永貞の改革の失脚から復活して宰相になった稀有の人物である。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
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最終更新:2024年03月19日 11:14