智昇 ちしょう
?-?
盛唐の律僧。大小乗に通じ、とくに史実に精通していた。開元十八年(730)『開元釈教録』二十巻(大正新修大蔵経№2154)を撰した。ここに入蔵された5048巻は、以後一切経の標準とされ、長期に亘って権威を持ち続けた。他に『続古今訳経図紀』一巻(大正新修大蔵経№2152)、『続大唐内典録』(
道宣撰で大正新修大蔵経№2150とは別本)一巻、『続古今仏道論衡』(大正新修大蔵経№2105)一巻がある。『宋高僧伝』に簡略な伝がある。
列伝
『宋高僧伝』巻五 義解篇之二 唐京兆西崇福寺智昇伝
参考文献
『大蔵経全解説大事典』(雄山閣,2016)
外部リンク
最終更新:2024年05月03日 20:41