元誼 げんぎ
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中唐の武将。
李抱真の部将。昭義軍行軍司馬兼洺州刺史。貞元十年(794)李抱真が没すると
王虔休が留後となったが、元誼は不満に思って洺州・磁州・邢州で一軍をなして王虔休に反抗し、王虔休は攻撃を繰り返したが、貞元十一年(795)に偽って洺州を降伏したとし、王虔休は部下二千人に入城させたが、元誼はこれを皆殺しにした。貞元十二年(796)兵五千人およびその家族一万あまりとともに魏博節度使
田緒に降伏した。後に元誼の娘は田緒の子
田季安の夫人となった。
史料
『資治通鑑』巻二百三十五 唐紀五十一 徳宗十 貞元十年秋七月条、貞元十一年閏八月条、貞元十二年正月庚子条
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最終更新:2024年05月11日 02:10