李簡 りかん
?-929
唐末・五代の武将。
楊行密の部将。上蔡の人。楊行密の親将となり、
孫儒が楊行密を包囲すると、死士百人とともに重囲を破って救い、功があった。後に常州刺史となる。高祖(楊隆演)の時代、李簡は
李遇らとともに徐温の専横に批判的であったが、李遇が誅殺されると、李簡は武昌軍節度使に任じられた。武義元年(919)鎮西大将軍兼侍中となり、大和元年(929)病によって江都への帰還を求め、帰路の途中に卒した。『十国春秋』に伝がある。
史料
『十国春秋』巻五 呉五 列伝 李簡
最終更新:2024年05月20日 01:03