張崇

張崇 ちょうすう

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唐末・五代の武将。楊行密の部将。廬州慎県の人。楊行密に仕え、乾寧三年(896)銭鏐と戦って捕虜となったが、間もなく帰還した。廬州観察使を勤め、天祐十三年(916)、光州の将の王言が叛乱を興すと、楊行密の命令を待たずに討伐して、褒賞された。しばらくして徳勝軍節度使となり、武義年間(919-921)安西大将軍となり、武寧軍節度使を勤め、安州に侵攻した。大和三年(931)清河王に封ぜられた。不法を賄賂を好み、廬州にあっては贈賄によって権力者と結んで、そのたびに返り咲いたから、廬州在任中の二十年あまりは民の憂いとなったという。『十国春秋』に伝がある。

史料
『十国春秋』巻九 呉九 列伝 張崇

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最終更新:2024年05月20日 13:49
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