金城坊
長安の坊名。東は
頒政坊、南は
醴泉坊、西は
義寧坊、北は
休祥坊が位置する。西南の隅に匡道府があり、これは漢の思後園(前漢の武帝の衛皇后の墓園)である。北門に漢の戻園(前漢の武帝の皇太子・戻太子の妃の墓)があり、その東南に博望苑(戻太子の庭園)があった。東南の隅に開善尼寺、その北に
太清観があった。西南の隅に会昌寺があった。十字街南の東に楽善尼寺、瑞聖寺があった。
参考文献
徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
最終更新:2024年11月04日 23:48