牛仙客 ぎゅうせんかく
674-742
盛唐の宰相(在任735-742)。涇州・鶉觚(甘粛省霊台県)の人。諡は貞簡。県の小吏、洮州司馬、河西節度判官を歴任し、河西節度使
蕭嵩が入朝すると、その推薦によって河西節度使となり、736(開元24)年朔方に転じ、倉庫の充実と器械の整備が認められ、
李林甫の推薦によって工部尚書同中書門下三品知門下事となった。小役人出身の彼を登用したことは、慣習を破る破格の任用であったが、宰相の器ではなかったようである。左相尚書を授けられた年に没した。死後、尚書左丞を贈られた。
列伝
『旧唐書』巻一百三 列伝第五十三 牛仙客
参考文献
『アジア歴史事典2』(平凡社,1959年)
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最終更新:2025年01月20日 23:50