玄都観

玄都観

長安、崇業坊に位置した道観。隋の開皇二年(582)に長安故城から通道観をここに移転し、玄都観と改名し、東の大興善寺と相対した。宇文愷が長安を設計する際に、朱雀大街の南北を軸とすると六条高坡があり、乾卦を象り、そのため九二に宮殿を置き、帝王の居場所とし、九三に百官の官衙とし、君子の数に応じ、九五が貴位で、常人に住まわせることを望まなかったから、玄都観と大興善寺を建立して鎮めたのだという。殿内に范長寿の絵があり、道士の李遐周がここに住した。

参考文献

徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)

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最終更新:2025年02月16日 10:58
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