張志和 ちょうしわ
730-810
中唐の官人・詩人・画家。字は子同。婺州金華県(浙江省金華市)の人。
張游朝の子。張鶴齢の弟。初名は張亀齢。号は煙波釣徒、玄真子。十六歳で明経科に及第、左金吾衛録事参軍となり、名を志和と賜った。事件に連座して南浦県尉に貶され、赦免されたときに親を亡くして喪に服し、それを契機として再度仕官することなく、江湖に隠棲した。著作に『太易』十五巻、『玄真子』十二巻があるというが、『玄真子』の現行本は一巻本、三巻本、不分巻本にわかれる。画に優れ、朱景玄『唐朝名画録』では王墨・李霊省とともに逸品に分類した。『新唐書』に伝がある。
列伝
外部リンク
最終更新:2025年05月23日 16:42