王行敏 おうこうびん
?-621
初唐の武将。并州楽平県(山西省昔陽県)の人。隋末に盗賊の長となり、唐が勃興すると投降し、潞州刺史、屯衛将軍に任じられた。
劉武周が并州に侵入してくると、潞州失落の可能性があったため、潞州刺史の郭子武に加えて王行敏を派遣された。激しい包囲戦の中、郭子武を謀反の罪で斬り、潞州の民の陳正謙が粟千石を出して軍を助けたため、撃退に成功した。さらに
竇建徳の兵を武陟で破った。武徳四年(621)
劉黒闥を歴亭で打ち破ったが、備えを解いたところを奇襲されて大敗、捕虜となって部下となることを拒絶して斬られた。『新唐書』に伝がある。
列伝
外部リンク
最終更新:2025年07月06日 22:55