唐玄度 とうげんど
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中唐の官人・書家。字は彦升。
文宗の時の待詔で、翰林勒字官。開成二年(837)、文宗の命によって石壁九経の字体を復校し、『九経字様』を著した。その序文によると、当時の官職は覆定石経字体官朝議郎権知沔王友翰林待詔上柱国賜緋魚袋である。他に『十体書』を著し、古文・大篆・八分・小篆・飛白・倒薤篆・散隷・懸針・鳥書・垂露の十体をあげたことで有名。
志・史料
『新唐書』
巻五十七 志第四十七 芸文一 甲部経録 小学類
『旧唐書』巻十七下 紀第十七下 文宗下 開成二年十月癸卯条
『九経字様』序
『宋史』巻二百二 志第一百五十五 芸文一 経類 小学類
外部リンク
最終更新:2025年10月15日 10:34