王審知 おうしんち
862-925
五代十国閩の初代の王(在位909-925)。字は信通。諡は忠懿。廟号は太祖。光州・固始(河南省固始県東)の人。唐末の混乱期に兄
王潮とともに流賊の軍に投じて各地を侵略して福建に入り、福建五州(福・泉・漳・建・汀)を占有した。897(乾寧4)年兄の死後、威武軍節度使となり、909年五代後梁より閩王に封ぜられた。彼は意をよく内治に用いて富国強兵の実をあげた。富国策として国内産業の開発に努力する一方、南海、中国間の仲介貿易をさかんに行ない巨利を博した。そのため後梁によく朝貢しえた。『旧五代史』に伝が、『新五代史』に世家がある。
世家・列伝
『旧五代史』巻一百三十四 僭偽列伝第一 王審知
『新五代史』巻六十八 閩世家第八 王審知
参考文献
『アジア歴史事典』2(平凡社,1959)
外部リンク
最終更新:2026年07月15日 00:31