羯鼓(かっこ)
楽器の一種。打楽器で、八楽の「革」に分類される。唐代には亀茲部・高昌部・疏勒部・天竺部などに用いられた。奏者の正面に横向きに置き、先端を団栗状にしてある桴を使って左右両面を打つ。五胡のひとつの羯から伝えられた鼓であるからこの名がある。玄宗が最も愛した楽器である。日本では雅楽で用いられ、現存する。
志・列伝
参考文献
『唐代の楽器』(音楽之友社,1968)
中純子・幸福香織「『太平広記』楽部訳注稿(6)」(『中国文化研究』35,2019)
最終更新:2022年12月03日 23:55