中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~内検索 / 「並び立つ堕神への道」で検索した結果

検索 :
  • 業務日誌/2012年10月28日
    業務日誌/2012年10月28日/並び立つ堕神への道 #blognavi
  • 業務日誌/2012年10月28日/並び立つ堕神への道
    #blognavi 電話で俺一人が呼び出され、三人のナルキリーを確保した。 正直な話彼女らからあんなに気分の悪い話をされるとはおもわなかった。 女性を撃たせることとなった鷹力にも申し訳なく思っている。 シィル、リサ、ヒタテさんは俺にアバドンとなって自分達とともに 生きるように提案してきた。 断れば殺す気かと問うと言葉に詰まっ後に否定したが 沈黙するということは肯定だったのだろう。 シィルにフレイスでの話をリサとヒタテさんにしたのか 尋ねると、それは否定したので少しだけ安心した。 俺を自陣営に引き入れようとする絵図を引いたであろうリサを 問い詰めるととても悲しそうな顔をされた。 俺がアバドンとなることをどれだけ忌避しているかわかると 謝罪の上であらためての助力を願ってきた。 俺を都合のいい戦力とするために女を利用しようという 作戦には本当に気...
  • 業務日誌/カテゴリ/事件
    ...bsp; 並び立つ堕神への道 (2012年10月27日)  激情を誘う (2012年10月26日)  闘争の渦 (2012年10月25日)  時限爆弾 (2012年10月24日)  ラグナロクの悲劇 (2012年10月23日)  異邦の神威 (2012年10月22日)  鬼神対邪神 (2012年10月21日)  武力介入 (2012年10月16日)  社長大暴走 (2012年10月14日)  職務質問寸前阻止 (2012年10月13日)  機械神官 (2012年10月09日)  世の父兄の苦悩 (2012年09月30日)  絶対阻止 (2...
  • 業務日誌/2013年05月24日/堕神の影響
    #blognavi 譲の快気祝いで夕食をご馳走した。 今回ここまで回復に時間がかかったのは 堕神降しの力と紅蓮華の堕神としての力が 影響しあったせいということだった。 譲と紅蓮華はどうやら非常に相性が悪いようだ。 だが、女として存在を許せないというのは言い過ぎかと思う。 仲良くしろとは言わないが殺し合いはもう勘弁してくれ。 カテゴリ [普通] - trackback- 2013年05月24日 01 20 18 #blognavi
  • 業務日誌/2008年10月19日/無言の帰還
    #blognavi 一ヶ月ほど前 ライラックが事務所を訪れた。男を二人抱えて。 天使のような何かに、無限の深月から無理矢理に放り出されたらしい。 一人は知らない人だった。でもそれは鳴海さんだそうだ。 そういえばどことなく面影がある。 この世界に放り出される時に、別人の体を作り出すことで なんとか世界結界による消滅を免れたんだそうだ。 あの二人に連絡してあげないと。 一人は、紫音だった。 右手は何か結晶のようなものに変質していた。 それが、無限の深月らしい。完全に一体化してしまっている。 全身傷だらけだった。 そして二人とも、生きていなかった。 プラーナの流れから、取り戻せないわけじゃないと思う。 まだ死んでいないと思う。 この二人が、心臓が止まったくらいで諦めるわけがないと だからここに運んだと、ライラックは言った。 ライラック...
  • 業務日誌/カテゴリ/伝言
    (2009年11月08日)  紫音復活への道
  • 業務日誌/2009年11月08日
    業務日誌/2009年11月08日/紫音復活への道 #blognavi
  • 業務日誌/2010年03月02日
    業務日誌/2010年03月02日/二軒隣りの堕神使い #blognavi
  • 業務日誌/2013年05月24日
    業務日誌/2013年05月24日/堕神の影響 #blognavi
  • 業務日誌/2010年02月09日
    業務日誌/2010年02月09日/堕神使い、魅鬼 #blognavi
  • 業務日誌/2009年11月08日/紫音復活への道
    #blognavi 魅鬼の次男坊に紫音の現状と少し前までの経緯を説明したところ 「頑丈な檻ごと裏界に放り込まれているようなもので、 心臓が止まって死ぬことはありませんが精神が壊れている可能性は高いでしょう。 紫音自身が深月の力で上手くその精神をズラせれば問題ありませんがそれはとても困難なことです。 彼に対する思いが込められた何かを媒介にできれば自分と姉が呼び戻せると思いますが、 このまま目覚めさせてしまうと魔王級エミュレイターが誕生するだけですよ」とのこと。 魅鬼姉の方は「この人は根に揺るがない何かを持っているいい男特有の気配があるから、 このまま起きてもらってもいいのではありませんか」などと言っていたが、 揺らいで砕けて今の状況になったことを考えると分が悪すぎるので賭けにもならないと 俺と次男坊は判断した。あの姉は紫音がエミュレイターになっても気にしない、みた...
  • 業務日誌/2009年12月19日/帰還者と来訪者
    #blognavi 残りの2体が帰ってきたというので見に行ったら、2体と一緒に懐かしい顔が来ていた。 天津昴だったっけ、終末事件の時に共に戦った女だった。 どうやらここの人造人間達と同じ特殊な存在だったようだ、主を見て泣いてやがった。 誰がどんな生い立ちだろうが別に驚くようなことでもないが、 鳴海が「これでエネルギー問題は解決か、ラッキーだな」と言っていたのは 少し感傷というものがなさすぎるんじゃねえかな、とは思った。 まあ、時間逆行を行ってしまえばこちらの時間は過去に併合されるのだから その感傷自体が無駄な感情ってもんかもしれねえけど。 これを書いている途中で外が騒がしくなったので見に行くと 魅鬼の4兄弟がいた。どうやって来たのかは秘密なんだというがどうせ裏界経由とか いかがわしい動きをしたんだろうなあ、まあ、どうでもいいけどな。 魅鬼の長女と...
  • 業務日誌/2013年06月28日/他人任せ
    #blognavi 悟がイギリスに向かってくれた。 彼もレプトが動いているという話には興味があったようだ。 なんでも三木の感覚では彼女が動くというのは 裏界で勢力争いが発生しており、その牽制や挑発を意図したものが多いという 過去の事例があるため、堕神に関わる一族としても座して待つわけにはいかないのだそうだ。 自分はそのようなしがらみを持たないことが信条だと、 愛で持って動くと言っていた悟でも家族、一族の情はあるのだと感心した。 博士に確認をとると本当に過去にはそういう火種を 作ってまわっていたことが判明した。 今回は偽物を用意してでも引っ掻き回したい何かがあるのかもしれないと 博士は興味深そうに言っていた。 頼むから博士が首を突っ込むのはやめてくれ、話が大きくなりすぎそうだ。 カテゴリ [事件] - tr...
  • 業務日誌/2011年04月21日/兄弟達は少々私を誤解しているようです
    #blognavi 前略 譲です。 若草が萌えたち春も深まってまいりました。 地上への道行きは偶発的に再配置される魔物と戦いながらですので やはり一足飛びに帰るということは難しいのでしょうが、 それでも皆で確実に歩を進めております。  話は変わりますが先日悟が記した内容はあまりに事実と食い違っており、 まるで私や黒機様が望んであの方法を採ったような書き方でありましたので 少々訂正をさせていただきたく今回日誌をお借りしております。  博士は当初紫音様単独での突破を想定しておられました。 しかし、支援要員として選ばれた私と黒機様の見立てではこの作戦は 存在力吸収に耐性のある戦機様方の方が適正が高いと思えました。 そしてその中でも最適な人員として単独戦闘能力が高く、独立稼働時間が長く、 一気呵成に進むための推進力として私や黒機様の攻撃を利用できる、 またそれだけの...
  • 業務日誌/2012年02月22日/魅鬼神楽
    #blognavi 正直驚いた。 何度か神に捧げる舞は見たことがあるが完全に別次元のものだった。 堕神降しの深輝、その巫の顕現をはっきりと感じた。 見ているうちに無数の魔王が集まってきた。 皆譲に自らの力を委ねるためにきていたようだ。 絆は声もなく魅入り、博士もまた感嘆の呟きをもらしていた。 二人とも我知らず引き寄せられたそうだ。 舞が終わり、すべての魔王が去った後、譲は震える声で俺に告げた。 怖がられてもいい、嫌われるのも、気味悪がられるのも当然だ。 だが、本当の自分を見て欲しかった。 真似事と言わずに、自分の本当を真正面から見て欲しかった。 それが原因で離れてしまったら、もう追いかけないから、と。 俺は正直な感想を述べるにとどまった、というかそれが限界だった。 今思い出すと恥ずかしさで顔から火が出そうになる。 譲には逃...
  • 業務日誌/2013年05月06日/人としての強さ
    #blognavi 三木悟です。 地下百八十階で紫音さんと合流し、百五十階で本日の探索を終了し別れました。 紫音さんは百四十階後半のどこかで今日は休むそうです。 今日の紫音さんは積極的に深月の力を使用していたように感じました。 彼が言うにはずれるという力の本質を見極めて自分のものにしてしまうため まずはその限界を知らなければならない、だそうです。 一日目に肉体を瀕死に追い込んだのも、 二日目にプラーナを枯渇寸前まで削ったのも、 深月を極限まで暴走させやすい状態にしたかったからかもしれません。 堕神駆りと呼ばれる異端者の僕が言うのもなんですが、 紫音さんは人間を捨てるということに躊躇いがないのではないでしょうか。 ある意味姉さんとはお似合いなのでしょうが、それは人としてどうなのでしょう。 どうにも人であってこそ得られる強さというものを...
  • 業務日誌/2011年12月20日/紙繰りと糸通し
    #blognavi 小型侵魔が一体出た。被害無し 学校から戻り一通りの訓練を行った後、 李刻から連絡を受けて出動。 李刻達だけでも退治できたと思われるが 保険として連絡をくれたようだ。 無鉄砲さが弱まり慎重さや安定感が出てきた。 一人のウィザードとしてではなく世界守護の集団としての 自覚が芽生えてきているのかもしれない。 まあ、その自覚を意図的に封じている俺には そういうことを言う資格はないのかもしれないが。 戻った後二人の師から与えられた苦行に取り組む。 傍目には物凄く間抜けな光景に映るだろうが 一心不乱に紙を剣に叩きつけ、糸を振り回す。 ところを護に見られた。 護は俺の行為を懐かしいと言った。 昔両親や譲に習ったといとも容易く紙や糸で 刀を細切れにした。 言葉や動きを以って魔王、堕神を降ろす、 あるいは駆る一族...
  • 業務日誌/2012年08月05日/全選手入場考察
    #blognavi リサ、ティリア、アンリエッタら情報収集が得意なタイプの ヴァルキリー達とマコトが頭をつき合わせて議論を交し合っている 場面に出くわし、声をかけたのが失敗だった。 明日行う入場シーン撮影のための呷りというか キャッチフレーズ作成の現場に巻き込まれ、会長命令で今日の業務に 組み込まれてしまったのだ。理由は俺の顔が広いかららしい。 随分長い話し合いの結果、以下のように決まったが リサの目がずっとこちらを睨んでいるようで怖ろしかった。 時忘れの女帝、セラ=フィーネ 雪辱狙う邪神、鳴海流馬 堕神に愛された女、三木譲 白刃の復讐鬼、亜鳥紫音 完璧執事(パーフェクトバトラー)、佐伯黄金 蒼天の邪神官、天津昴 熱血お兄ちゃん、天津決斗 すべては女帝のために、エルティナ=カオス 金になるなら何でもする傭兵、蜂磨紫電 不可能を可能にしてやる...
  • 業務日誌/2013年08月13日/剣の道の先達
    #blognavi 店の食料が壊滅した。 休みなので仕入れを少なくしていたのもあるのだが 師匠が突然来店して端から平らげていったのだ。 子供さんは元気らしい。旦那さんもアースガルドに宿泊しているそうだ。 理由は言うまでもなくアホ祭りへの参加だ。 青梨亜とシズルの場所に入る追加選手として今日ライラックと戦ったそうだ。 結果は師匠の敗北、鈍ってはいないと自身で言っているため ライラックの力が上だったということなのだろう。 手も足も出たのに勝てなかったとまるで何事もなかったように言った師匠は もうあまり現役の剣士の顔ではなかったように思う。 それが母になるということなのかもしれない。 もう一試合はユウキが鷹力の狙撃を刀一本で捌きながら 最終的には接近戦にまで持ち込んで勝利したそうだ。 師匠は護りの剣の理想形の一つだと感心していた。 俺にはそこを目指す必...
  • 業務日誌/2010年02月13日/世界の敵経験者を集めたかったわけではない
    #blognavi 部隊を細かく分けた。 A 金執事・ジン・琴・刹那 B 師匠・ポン刀メイド・李刻・王崎 C ライラック・ライラ・テスラ D 律華・決斗・弾輝・暁 E ディーン・ルーシィ・俺 F アイラ・シェル・リン Aは正直もう少しなんとかばらしたかったが、なぜか彼女らは結束してしまっていたため そのままの形で部隊編制となった。決斗が各チームに名前を付けたほうが まとまりがでるというので今日中に考えて後で再度集まることとなった。 俺の入ったE班の名前は服役中となった。世界を滅ぼしたというディーン、 ダイダロスを落としたというルーシィ、そしてアバドンとなった俺のチーム、 三人とも適当でいいという話から、自分が本来倒される側の人間だという話、 そして過去の罪の話となり、結果適当にこの名前にしようと俺が言った。 その後、俺はこの二人が笑うのをはじめて見た。そして...
  • 業務日誌/カテゴリ/終末
    (2010年02月27日)  終末の終幕 (2010年02月27日)  竜王の咆哮 (2010年02月25日)  大学封印 (2010年02月24日)  限界の予兆 (2010年02月23日)  ヤドリギ再び (2010年02月22日)  緋き闇を狩る (2010年02月21日)  不死身の月影 (2010年02月20日)  天津正義の罪、亜鳥の罪 (2010年02月19日)  伝説の緋狩 (2010年02月19日)  邪神を滅ぼすモノ (2010年02月17日)  無限を殺すモノ (2010年02月17日)  無敵の最弱を倒せ (2010年02月15日...
  • 業務日誌/2011年07月03日/多次元企業への招待状
    #blognavi 今日オクタヘドロンの営業というものを見てきた。 企業見学会というにはあまりにも物騒なものだった。 あそこに俺の生きる場所はない。 あの企業は利益しか見ていない。 あれは利益を出すためなら争いも売る、そういうところだ。 平和のために戦う人間が一番の儲けになるから正義顔しているだけの企業だ。 あそこが欲しているのは俺じゃない。 俺の生む争いと、そこに積まれる屍だ。 おそらくトリニティもにたようなものか、もっと苛烈な場所だろう。 そうでなければ、世界を護ることも、正義を貫くこともできないのだろう。 夜闇の世界に頭から足まで浸かっている存在はいい意味で非情だ。 だが、俺はそうはなれない。だから、そこに浸かるわけにはいかない。 俺は別の道を行く カテゴリ [普通] - trackback- 2...
  • 業務日誌/カテゴリ/来訪
    (2013年08月21日)  怒るに怒れない (2013年08月18日)  言葉も出ない (2013年08月13日)  剣の道の先達 (2013年07月28日)  勇者の休暇 (2013年06月03日)  青梨亜の実力 (2013年05月16日)  可憐再襲来 (2013年05月12日)  初々しさ (2013年04月17日)  二つの再会 (2013年04月09日)  正体不明の新入生 (2013年04月07日)  勇気と挑戦の季節 (2013年04月06日)  敵視 (2013年03月31日)  戦士の明暗 (2013年03月26日) &n...
  • 業務日誌/2005年10月15日/俺自身との約束を破る
    #blognavi 本土に渡る前にこれを書いていく。 他人を傷つけない。たったひとつ覚えている母さんとの約束を俺は破る。 たぶんもう俺はここに戻らない。 読んだヤツは、まだ読んでないヤツに回してくれ。 鈴へ ずっと一緒にいてやるという約束、俺の代わりに仁虎で我慢してくれ。 物置に置いておいた。 李刻へ お前は俺なんかより凄い才能があると思う。お前は俺と違ってちゃんと前を見ている。 できれば中州に戻って、鈴と一緒に頑張ってくれ。 真夏へ 俺が見せてやれる景色よりも、自分で作った友達の方が遥かに重要だ。 その友達と、仲良く世界を楽しめばいいと俺は思う。 琴へ 空、飛べてよかったか?これからもガンブル使っていいが怪我だけはするなよ。 あと、親父さんが心配していたので一度きちんと話し合うように。 叢雲さんへ 今までご苦労様。最後の...
  • 業務日誌/2010年09月17日/人魚が空を飛ぶ、そんな時代
    #blognavi 知らないうちに琴の箒ライディングテクニックが俺を凌駕するものになっていた。 時の流れというか成長の早さというか、複雑な気分だ。 師匠が言っていた「師というものは弟子に抜かれた時に初めて本当の師になる」という言葉。 なるほど、自分より技量の優れた者に物を教える、という難しい場所に立つ。 ここで武芸者、求道者に戻るのか、あくまでも師を貫くのかがその人物の岐路というものなのだろう。 師を貫こうとしながら「教えられることはもう何も無い」などと言うようでは 本当の師とは言えないということなのかもしれない。 武芸者に戻り、弟子を自身最後の対戦者に選ぶ道も潔く。その姿は弟子への最後の教えとなるだろう。 だが、自分より前を歩む弟子に道を示し続けることは本当に難しく、 だからこそ師匠は「本当の師になる」という言葉を用いたのかもしれない。 俺は琴の本当の...
  • 業務日誌/2012年07月22日/縁なき奇縁
    #blognavi 小野瀬未来が俺のところに直談判にきた。 書類選考で落としたことがよほど気に食わなかったらしい。 自分は役に立つ 恩を返したい 包丁技術でなら負けない 足りない部分は入社までに補う と物凄い熱意で迫られた。 学友を無下に追い返すのも悪いかと思い 板前を諦めたこととウチを志望してくれたことの理由を聞いた。 原因は親との食い違いにあったそうだ。 そろそろ店に出ろ、という話となった時に 親はウィザードを辞め、婿を取り、女将の修行を始めろという意味で伝え、 小野瀬は免許を取り、板場に入り、自身の力を見せろと受け取った。 小野瀬が言うには 女将の修行もする、婿を取るのもかまわない、 だが、ウィザードも続けるし、板場にも立ちたいと親に談判したが まるで聞く耳を持ってくれなかったので つい絶縁状を叩きつけて家を出てしまったの...
  • 業務日誌/2010年02月09日/堕神使い、魅鬼
    #blognavi どうしてあいつらは消えるその時まで緊張感がなかったのだろう。 譲と悟が深宮から消えた。 魔天王シャイタン・バァルという魔王と、それに従う無数の影、 その影一つ一つが魔王の鏡像であるとわかった時、悟は言った。 今日は君達が休憩しておいてください。ぼくが彼らを旅行に招待しますから。 その後、突然身体が動かなくなり、俺達は見ていることしかできなくなった。 八体の魔王とともに進む悟と、十二体の魔王をその身に宿し進む譲を。 魔王とその影達はともに殺し合い、滅ぼし合い、血の結界となっていった。 紅い門が開き、シャイタン・バァルと譲、悟を飲み込んでいった。 飲み込まれていく中で、シャイタン・バァルが苦悶の叫びを上げている隣で 二人の口がこう動いたのを俺は見てしまった。 「今度一緒に釣りにでもいきませんか、今日頑張った中に釣...
  • 業務日誌/2010年03月02日/二軒隣りの堕神使い
    #blognavi 譲が引越し蕎麦を持ってきた。住む所が川向こうの一軒家に決まったらしい。 隣の店舗も使うらしく、悟は本土の問屋へ挨拶に行っているらしい。 なんでも駄菓子屋を開くのだそうだ。 流々は深宮輝明に転校することになった。小学三年生だ。 悟は向こうでは何でも屋だったらしい。しかもあの男、地味に弁護士資格を もっているらしい。ただし、弁護士会に登録していないので弁護士としての 仕事はできない。あいつも得体の知れない人生を送っているな。 護はホストとデイトレで一財産築いているのだという。働くというのは 魔王のために死力を尽くすことを言うのであって、けして金銭のためではない。 金は適当に生きていてもどうにか稼げると恐ろしい持論を持った男だった。 譲は歩き巫女というものだったらしい。特定の寺社を持たず祈祷や占いなどを行う 人物のことだったと...
  • 業務日誌/2012年02月17日/軌道修正
    #blognavi 髪の毛で鉄くらいなら斬れるようになったので 経過報告のためにトモエと師匠に連絡すると烈火の如く怒られた。 どうやら俺はまた間違っていたらしい。 あらゆるもので何でも斬る、という俺の修行方向は 最終的に時間で因果を切るという人ではない存在へと 帰結する危険極まりない進化なのだそうだ。 最終的にそれで滅びる文明、世界も少なくないのだという。 身に付けるべきは斬るべきもので斬るべきものを自在に斬る力だそうだ。 過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉を留めおくことが 業を身に付ける際に最も大切なことなのだと最初に教えたはずだ、と 師匠には心得から学びなおせという落第点までもらってしまった。 で、補習課題として言い渡された修行は 剣で四本密着させて横並びにした竹の二本目と四本目だけを 一刀のもとに断て、というものだった。 ...
  • 業務日誌/2012年03月27日/料理人の根源
    #blognavi 専門学校の座学でそもそも料理とは、という講義を受けた。 食えないものを食えるようにする 食えるものを美味くする これが料理である。 生徒の大半は何を今更という顔で聞いていたが ハンナの理念はそもそもこういうところから発生しているのだ。 食えないものを食おうとして死ぬ子供がいる。 子供に与える母乳すら出せないほど食に窮する母がいる。 高級食材の並ぶ市場の片隅でカビたパンを分け合う親子がいる。 そんな理不尽に抗うためにハンナは戦い、 そして仲間から後ろ指を指されながらも戦いに背を向け料理の道を進み、 自分の料理と理念の矛盾の果てに今の道を選んだ。 ハンナの悲痛な叫びが聞こえるようだった。 言葉では理解できないのかもしれないが、 今日の講義は皆にも真摯に受け止めてもらいたいと願った。 カテゴリ &#x...
  • 業務日誌/2013年08月13日
    業務日誌/2013年08月13日/剣の道の先達 #blognavi
  • 業務日誌/2011年12月14日/好きだけでは越えられない壁
    #blognavi 特記事項なし。 エリクシールの方のクラスメイトが 二酸化炭素で食材の風味や食感を調整する 炭酸調理法というレポートを発表した。 昔からあるビールなどを利用した調理法の 発展系で余計な味や臭いをつけずに 素材の旨みを引き出す技法だそうだ。 最近色々なところで研究、発表されている 注目の方法だそうだが、応用の利かせ方が 面白いとハンナも賞賛していた。 この間は漬込みによる性質変化を利用した 甘い塩と辛い林檎の活用方法について発表が あり、やはり本気で料理の道に取り組んでいる人間は 何かしら独自の強みを持って料理家の道を目指しているのだな、と 自分が何も持っていないことを痛感した。 隣では聖嵐姫が力のない者は小手先の技を磨くしかない、 不憫なものね、と俺にだけ聞こえるように言っていた。 俺達は今の戦場では完全に彼らに遅れ...
  • 業務日誌/2012年08月21日/負けるわけにはいかない
    #blognavi ライラックを弱いと断じ、トモエを古いと馬鹿にし、 自分に勝るものなどどこにもいないという。 慢心し停滞する者に勝利も緋狩の名もくれてやるわけにはいかない。 どれだけの差があろうが、俺は勝つと決めた。 絶対に泣かす、泣いても心の底から負けを認めるまで叩き続ける。 剣の道をなめるな。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年08月21日 00 46 06 #blognavi
  • 業務日誌/2010年04月19日/羅刹剣
    #blognavi 金侍コジョウマルが中州を襲撃してきた。 油断はなかったと思うが俺は負けた。 純粋な剣の勝負で歯が立たなかった。 あとでトモエの差し金だったと聞かされた。 剣の道の指針になればとの意図だったらしい。 なるほど、言われれば学ぶところの多い戦いだったと思う。 いい緊張感のある一日だった。 カテゴリ [来訪] - trackback- 2010年04月19日 01 31 36 #blognavi
  • 業務日誌/2013年06月08日/ふとした閃き
    #blognavi 一つ、試したいことができた。 料理ではなく剣技なのが微妙なところだが 思いついてしまったものは仕方がない。 俺の強みは緋狩の剣に似た、夜叉の剣気を使わない剣であるところなのだ。 これを突き詰めていけば、次の道はどこかに繋がる。 紫の太刀とは発想を異にした新たな俺の剣を俺は身に着けたいと思う。 また、試行錯誤の始まりだ。 カテゴリ [普通] - trackback- 2013年06月08日 00 34 37 #blognavi
  • 業務日誌/2013年03月11日/魔女の賞賛
    #blognavi ワルハラで調理と接客業務をおこなった。 モイラからこの二月で動きが良くなったと誉められた。 ハンナのところで培った修練ではなく、実践を通して臨機応変な 対応を迫られ続けたことが力になっているようだ。 本格的に料理の道に進むつもりはないが せめてレヒトさんに認められる程度の腕にはなっておきたい。 まだまだ精進あるのみだ。 カテゴリ [普通] - trackback- 2013年03月11日 00 25 31 #blognavi
  • 業務日誌/2012年10月08日/掃除屋
    #blognavi 銀騎士が本土から帰還、金良達は別人のようにおとなしくなった。 アースガルドでの協議の結果、彼らはとりあえずアースガルドで 面倒を見ることになったらしい。 その後、自分の道を見つけられたら転職すればいいということとなった。 役職は掃除夫、班長は銀騎士だそうだ。 髑髏仮面に割烹着は見ていて酷く情緒不安定になる。 あと鷹力と主水はそれぞれ別の意味で似合いすぎで何だか怖い。 ノルンに掃除とは真っ当な意味の掃除だなと問うと目を逸らされた。 不安だ。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年10月08日 00 30 21 #blognavi
  • 業務日誌/2013年05月16日/可憐再襲来
    #blognavi 新しい奥義を教えてもらったくらいでわざわざ襲撃してこないでほしい。 その程度で覆る程実戦経験の差は少なくないのだ。 だが、新しい技か。 誰にもまだ知られていない技があるということは大きな意味を持つ。 俺も真剣にそういったものを編み出す努力をするべきなのかもしれない。 店のことが一番、中州の任務が二番だが それが安定するようなら三番目に剣の道を見てもいいかもしれない。 結局、俺もかなりの格闘馬鹿ということなのだろうか。 流馬や李刻のことを笑えない。 カテゴリ [来訪] - trackback- 2013年05月16日 00 09 09 #blognavi
  • 業務日誌/2012年03月24日/薫陶
    #blognavi 修行の成果を報告するとトモエに怒られた。 出来るまでに時間がかかりすぎだそうだ。 俺は斬る、斬らないのみに執着しすぎていたため それ以外の条件を無視してしまっていたらしい。 刃とは、人を生かすために振るわれることを忘れてはならない。 それを忘れた時、それはただの凶器へと成り下がる。 言われた言葉は剣の道に関するものだが、 俺には別の意味にも聞こえた。 俺達は人を生かす生き方を忘れた時 ただの暴力装置へと成り下がるのだ。 俺は何度、暴力装置に成り下がればわかるのだろうか。 まだ、本当に大切なことは理解できていない気がする。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年03月24日 00 32 40 #blognavi
  • 業務日誌/2011年06月19日
    業務日誌/2011年06月19日/決算書類の目処が立つ #blognavi
  • 業務日誌/2012年01月01日/仕事納め
    #blognavi 今年最後の事件は魔王女とバカ猫の低レベルな喧嘩だった。 今年は半年あの地下にいた。 戻ってきて就職活動は二転三転し、カシギ校長と鳳さんの好意や アプフェルツヴェイグの手島さんとの縁で二つもの道ができ、 エリクシール調理師専門学校でハンナと再会したり 聖嵐姫が何故か入学してきたり、 最後の半年になってやっとまともに大学の講義を受講し 大学生というものについていろいろと発見したり、 そういやバカ祭りで懐かしい顔と再会したりエルティナと 出合ったりしたな。流馬に負けたな。 幻日という厄介極まりない事件も起きたか。 来年はもう少し、静かになるといいんだが。 まあアプフェルの調査も残っているし、無理な話か。 追伸:冥魔出現、今から今年最後の事件を解決にいく。 カテゴリ [事件] - t...
  • 業務日誌/2012年01月21日/二者択一
    #blognavi 業務に関する特記事項はなし。 試験が始まった。試験前に勉強しなくても講義をよく聞き 要点を学び本質を理解すれば問題は解けるものだと分かる。 俺のような愚かな男にも、なんとなく大学で学ぶべきものは わかったように思える。 俺が寝込んでいる間にヒタテさんが見舞いに来てくれたらしい。 ヴァルキリー一同からの見舞い品だという植木が置いてあった。 再び三木の家から追い返された。 居間に通されて悟と対談し、彼に 譲と結婚するか、二度と会わないか、どちらか選べ と迫られた。 答えあぐねていると時間切れを言い渡され、 結婚する決心がついたらまたおいで、と追い出された。 護、流々とはある程度関係修復できたと思うが 譲、悟との間にはまだまだ深い溝がある。 結局俺という存在は どの道を選んでも、人を不幸にするのかもしれない。 ...
  • 業務日誌/2011年08月08日/クジ運
    #blognavi 自分は大概運が悪いと思っていたが、 まさかここでもここまでとんでもない地獄に放り込まれるとは思わなかった。 ネコ神の悪意を感じずにはいられない。 A会場一回戦(中州地下特練場) 一日目第一試合:譲 対 金侍 一日目第二試合:ジン 対 決斗 二日目第一試合:セラ 対 暁 二日目第二試合:鈴 対 金執事 B会場一回戦(ダイダロス修練場) 一日目第一試合:昴 対 ルーシィ 一日目第二試合:流馬 対 ポン刀メイド 二日目第一試合:ミスターX 対 阿耶先生 二日目第二試合:蜂磨 対 俺 以上のようにトーナメントが確定したのだが、 おそらく俺か阿耶先生の場所が最も荊の道になると思われる。 蜂磨を倒してもライラック(阿耶先生はその逆)、 それをどうにかしても昴、流馬かあるいはそれに勝ってきた者、 そして順当にいけばセラや譲...
  • 業務日誌/2011年01月28日/役立たず、去る
    #blognavi 明日深宮を去ろうと思ってる。 しばらくは自警団の手伝いとかしてたけどこれ以上ここにいても探索の役に立つことは できねえと判断したんでな。 俺は俺にできることをやっていくことにした。 まずは第1世界の解放あたりからやるか。 カテゴリ [探索] - trackback- 2011年01月28日 00 20 51 #blognavi
  • 業務日誌/2011年12月07日/機鱗児と銀蘭姫
    #blognavi ヴァルキリーというものは基本的に無垢な存在だ、 だが時折例外も存在すると再確認した。 ダイダロスの地下、つまり後部施設にその結界という空間はある。 簡単に言うと彼らが元いた世界を保全している場所で シャードとかいう彼らの力の源が十全に生かされる世界律で 成り立っている所、だそうだ。 深月が異様に反応しているのが奇妙だった。 雰囲気は近未来の工業地域、といったところだった。 たしかに何者かの動いた形跡があるので探っていると 左手に巨大な機械腕を装着していた。 人懐こい犬を思わせる小柄な体型、濃紺の髪と瞳、 向日葵のような鮮やかさの黄が映える鎧と巨腕、 と観察していると後ろから不意打ちを食らった。 金のポニーテールに黒い瞳、銀をあしらった豪奢な衣服、 両手それぞれに装飾華美な小太刀。 なによりどことなく金...
  • 業務日誌/2011年06月19日/決算書類の目処が立つ
    #blognavi 溜まっていた決算書類が粗方片付いたので聖嵐姫の下僕達を労おうと思い、 酒を悟に持ってきてもらってささやかな宴席を設けただが断られた。 聖嵐姫が俺の態度にへそを曲げ不参加を表明したからだ。 邪魔しかしなかった聖嵐姫まで労うのも微妙な感じなので放置しておいたのが原因らしい。 参加したくなったら庭に来いと館内に放送してとりあえず悟と二人で飲み始めた。 まあなんだかんだで結局中州にいた全員が参加する大きな酒宴になり、 途中からやってきた三木の連中も加わってかなりの騒がしさだった。 またこういう騒がしくも楽しい席を設けたいものだ。 まあ、俺は明日から今度は中州地下迷宮についての報告書を書かねばならんのだがな。 まあ、あと何日かで体調も元に戻るらしいのでそれまではおとなしく書類を書いていよう。 追伸:悟が魔王を召喚しようとしたので流石...
  • 業務日誌/2011年07月26日/便利なものだ
    #blognavi レジュメ屋などという怪しげな商売が成り立つ理由がよく分かった。 なるほどテストを受けるためならばこれを買って丸暗記するだけで十分なようだ。 もっと深く知りたければ講義内容を吟味し、自身で研究、調査しなければ意味がない。 大学の授業の本質というものを如実に表している感じだ。 今になって思う。俺はもっといろいろな講義を受けたかった。 昔兄が言った何故俺が戦わなければいけないのか、という疑問。 あれは、こういう心境になることを見越しての嘆きの代弁だったのかもしれない。 カテゴリ [普通] - trackback- 2011年07月26日 00 07 06 #blognavi
  • 業務日誌/2005年11月08日/旅のとも
    #blognavi 珍しく樫木校長先生が訪ねてきた。 計画について何か言ってくるのかと思ったら、一人の女の子を紹介される。 小柄・・・に見えなくもない、中学生くらいの女の子。 イノセントでもウィザードでもなかったけど。 校長先生の話では仲間と離ればなれになっていたところを保護していたらしい。 この子を連れて、できれば仲間を探してほしいとのこと。 普通なら手を貸さないけど、きっと役に立つ、との念押し だったので引き受けることにした。 名前は朱音。本名かどうかはわからないけど、メイドの アカネさんとは反対の印象の、はかなげで影の薄い子だ。 しかし、・・・朱音は目立ちすぎる。その点はなんとかしないと。 カテゴリ [普通] - trackback- 2005年11月08日 01 23 28 #blo...
  • 業務日誌/2012年07月13日/笑い
    #blognavi レミーさんの奇行が始まってからこちら 博士の機嫌がずっといい。 俺を見てはニヤニヤし、新聞を読んではクスクス笑う。 人間臭くて結構な話だが、何だか腹が立つ。 まあたぶん今日は俺もずっと笑顔だったとは思うが。 工程表がほぼ完成し、専門学校の最終審査も合格したのだから 今日くらいは素直に喜んでもいいのではないだろうか。 追伸:流馬本当に小遣い制だった。逆に驚愕の事実だ。 小遣い貰って飲みに行く邪神様はどうなんだと聞くと 自分で持つと全部使うから仕方がないと答えた。 自分のことがわかっているというべきか 一生尻に敷かれることを承諾しているというべきか。 あるいはもう少し自己管理しろというべきか。 あいつにもいろいろあるのだな。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年07月13日 0...
  • 業務日誌/2012年01月22日/無理を通して道理に弾かれる
    #blognavi 特記事項なし。 中州を出たところでリサに遭遇、ローキックの連打を食らう。 何かしら彼女は機嫌を損ねているようだ。いつもながらの 理不尽だと思うので放置しておくことにする。 三度三木宅を訪問、悟に前回と同じ質問を受けたが 結婚もその約束もできないがこのまま会わないこともできないと 即座に、はっきりと、自分の我侭を口にした。 昨日の日誌記入後もずっと考えて、考え抜いて 結局この答えしかでなかったのだ。 俺は理不尽と戦ったり、助けを求める声に応えてきたりしたと思う。 多くの人間を不幸から救ってきたと胸をはって言える、 それだけの行動をしてきたつもりだ。 だが同じだけ身近な人に寂しい思いだったり辛い経験だったり とにかく見知らぬ誰かと見知るために見知った誰かを不幸にしてきた。 これからも、俺が死ぬまでそれは続くだろう。 ...
  • @wiki全体から「並び立つ堕神への道」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

記事メニュー
目安箱バナー