開かれた学校づくり


 開かれた学校づくりは、子供の教育について、学校のみが分担するのではなく、学校と保護者・地域が互いに協力しあい、教育の質をより向上させる目的で行われてきた。この「開かれた学校づくり」の概念は近年に発展したわけではなく、昔からある概念である。

 学校を地域コミュニティの中核とし、地域は教育活動のために施設の開放や避難所を開設するなど、施設面でのサポートや安全面での配慮を行う。また、地域の人々の協力を得ることで、子供たちが地域の中で学び、地域というコミュニティの中でしっかりした学力や体力、豊かな心を育てることができる。 

 学校は学校の説明責任を果たすことが求められる。学校評議院制度を活用して情報を公開しまた外部評価(授業の満足度・達成度など)を導入することで評価結果を学校運営に反映させ、改善させることで学校の教育の質を向上させていく。

 開かれた学校づくりには、このように学校・家庭・地域社会の3者が連携し、協力し合うことが不可欠である。

 具体的事例は、例えば保護者による登下校指導や夜間のパトロールなどがある。また学校付近の自然や文化財等の学習環境を整備することで、その地域の特色や歴史・伝統を学ぶ活動が行われている。



ゆき
最終更新:2007年09月28日 13:36