無知の知
これは、ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉である。他人の無知を指摘することは簡単であるが言うまでもなく人間は世界の全てを知る事は出来ない。ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではない事に気がついている。言い換えれば無知である事を知っている点において、知恵者と自認する相手より僅かに優れていると考えた。また、自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる。


りえ
最終更新:2007年08月12日 00:09