6・6討議
バズ・セッションの別名
6人程度のグループによる6分程度のディスカッションを基本単位として授業を構成することから6・6討議とも呼ばれている。
少人数での「話し合い」が基盤となるため以下の5つのことが長所として挙げられる。
①通常授業では発言機会の少ない子どもでの意見を述べるチャンスに恵まれやすい
②自分では気づかなかった側面や視点を発見できる
③
リーダーシップやフォローシップを体験的に学習できる
④メンバー間での相互幇助精神や信頼関係を培える
一方で、「全体でのまとめ」を意識した授業者からの適切な指示が無いと、子どもたちによる勝手なおしゃべりに堕してしまうリスクを併せ持っている。
「講義」による授業の閉塞感を打破するためや、授業の活性化手段として用いられることもあるが、それは決して、子どもの「やりたい放題にさせる」ことを意味しない。「6・6討議」もグループ型の「授業」である限り、その主導権は教師が把握すべきであるという声も大きい。
最終更新:2007年08月18日 14:27