PTA
PTAとは、Parent-Teacher Associationの略で、保護者と学校とが協力して相互交流、学習を行い、それによって子どもの望ましい成長を図ることを主な目的として、学校単位に組織された
社会教育関係団体である。
歴史
第二次世界大戦後、第一次アメリカ教育使節団の示唆を受けて発足した。
1947(昭和22)年に、
文部省(現
文部科学省)は「父母と先生の会―教育民主化への手引き―」(通達)を全国に配布した。
通達には、「子どもたちが正しく健やかに育っていくには、家庭と社会とが、教育の責任を分けあい、力を合わせて子ども達の幸福のために努力していくことが大切である」とあり、子どもの成長・発達・教育における保護者と教師の緊密な連帯協力の必要性をよびかけている。
主な活動
PTAは、学校と家庭における教育の理解や振興、児童生徒の学校外での生活指導、地域における教育環境の改善など、様々な活動を行っている。またPTAは、前述の
学校評議員のように学校の組織の中に位置づけられてはおらず、学校組織とは別に位置づけられていて、法的規定も無い。
さらに、PTAは学校評議員のように、校長の求めに応じて学校運営に関して直接に意見を述べられるわけでもない。
ただし、学校への要求を伝え、話し合う機会が設定されるなど、意見交換の場として学校に関わっていくことが可能である。
PTAには、保護者と教師の連携、協力の場として独自の昨日を発揮することが求められており、今後も組織をより充実させ、保護者と教師がともに学校を築いていくことが期待されている。
最終更新:2007年08月18日 14:19