『社会的教育学』


社会的教育学とは、マーブルク大学教授で新カント派であったナトルプが著した本である。
この本の中でナトルプは、人間は人間社会に生まれて、人間的な社会生活を媒介してはじめて「真」の「人間」となるということを「人間はただ人間的な社会においてのみ人間となる」と記している。また、知性の陶治だけでなく知・情・意の調和的発展を目指し、しかも意志の発展は共同社会の一員として相互関係を持続することによって初めて成立するとも書かれている。
最終更新:2007年08月18日 14:37