3年 社会

地図の工夫~地図記号②~


T:この前の授業でいくつか地図記号を勉強したんだけど覚えているかな?
  宿題のプリントもみんなきちんと調べてきていましたね。じゃあはじめにみんなで確認しましょう。これは何ですか??
 (画用紙に地図記号をかいて見せる)
S:田んぼ
T:では、これは?
S:消防署
 (繰り返して行う)

T:消防署はこんな記号だったよね。どうしてこの記号になったのかな?覚えている人?
S:さすまたの形
T:そうでしたね。だけど、今では「さすまた」は身近な道具ではありませんね。少しわかりにくい記号だね。
  今日は新しく加わった地図記号を紹介します。
  これは何を表わしているかわかりますか?
  2002「博物館」「図書館」 2006「老人ホーム」「風車」 地図記号板書
S:本だから図書館!!扇風機みたいだね。
T:これは「博物館」「図書館」「老人ホーム」「風車」を表しています。
  (前回同様、由来を説明)
  これらは国土地理院が募集し、みんなと同じ小学生や中学生が考えた記号です。
  どうしてこのような記号が加わったかというと、みんな高齢社会っていう言葉を聞いたことがあるかな?
S:おじいちゃんやおばあちゃんが多いってこと。
T:よく知っているね。その通りで、お年寄りの数が多い社会の事をいいます。ですから、老人ホームなどの施設を利用する人が多くなったことから新しく地図記号が作られました。
  風車もこれは発電に使う風車です。見たことある人はいますか?電気は水力発電や火力発電、原子力発電によって作られることを勉強しましたね。それに加えて最近では風力発電が積極的におこなわれるようになりました。このことから地図記号が生まれました。


T:実際に駅などの地図を見てみると161個の中に載っていない地図記号もあります。
  これは私が使っている駅の案内図にあった記号です。
  こんな風に、地図記号は誰が見てもわかる記号で書かれている場合があります。
  今まで勉強してきたように、地図記号の中にはもう私たちの生活になじみのないものもありますね。ですから、このように時代に合ったものが新しく作られたり、地図記号の他にもわかりやすい記号が用いられたりしています。
  これからどこかで地図をみる機会があったら、どんな記号がつかわれているか見てみましょう。


最終更新:2008年05月18日 16:47