教育心理 2.発達の理論 解答



問1.次の文はピアジェの認知的発達段階の特徴について述べたものである。次の各特徴をもつ発達期をそれぞれこたえなさい 。

1、物事を分類したり順序付けたりできるようになる。
(具体的操作)期
2、言葉やものを象徴的に使うことができるが、それらのつながりをもとにした論理的な推論をすることはできない。
(前操作)期
3、反射的行動を基礎として新しい複雑な行動が形成される。
(感覚運動)期
4、物事のあらゆる形式的組み合わせを網羅して検討することができる。
(形式的操作)期
5、「仮説演繹的推論」や「実験的帰納」などの思考を使うことができる。
(形式的操作)期

順序は、0~2歳の感覚運動期→2~7歳の前操作期→7~11歳の具体的操作期(保存概念の獲得)→11~15歳の形式的操作期

問2.スキャモンの発達曲線についてのべた文がある。次の文のうち誤っているものをすべて選べ。

1、正しい文
2、脊髄や感覚器官の発達は神経型で、生後4年間で成人レベルの80%に達し6~8歳でほぼ完成する。
  11歳前後までに急速に発達し、その重量は成人のおよそ2倍近くまで達するが、その後減少していくのはリンパ型
3、発達曲線は20歳までの臓器の発育パターンを4つの型に分けたものである。
4、正しい文
5、正しい文
⇒2、3

問3.次の文の各問に答えよ。
 母子関係の研究者であるイギリスの児童精神科医(ボウルビィ)は、親と子の間に形成される緊密な情緒的結びつきを(アタッチメント)と呼んだ。(ボウルビィ)は、(アタッチメント)の形成には乳児の鳴き声や叫び声や発生、笑顔(3ヵ月微笑)などの発信行動に対して母親が生得的に反応するシステムが備わっているとした。



こばやし
最終更新:2010年01月22日 12:14