ジャン・ジャック・ルソー

 (1712~1778)

スイスの時計職人の父のもとに生まれた。
その後、教養あるお金持ちに引き取られ、様々なことを教わる。
30歳でフランス入りし、オペラ作家を目指す。
懸賞論文で2回の入賞を果たす。
      →二回目の作品、「人間不平等起源論」
              ◎自由、平等のため契約を結ぶ
              「社会契約論」

スイスでは、カルヴァンの徹底した宗教改革(プロテスタント)があったために、フランスで活動。

しかし、フランスでは終われる破目になる。
    理由①
      「エミール」貴族の家庭教師
       技術中心の学習をしたために、母親からうちの子を労働者にするつもり!?」と
       批判される。しかし、
      「働く人が人間らしい人間だ」と言う。
       このことからのギャップが原因では。。。

    理由②
      フランスはカトリック。
      ルソーの考えは、原罪(人は生まれながらにして罪である)に反する。

「万物は創造主の手を離れるときは、全てが善いものであるが、人間の手にかかると、それらがみな例外なく悪いものになっていく。」(『エミール』

      これによると、性善説の立場をとる。

――――逃げる
    精神的に追い込まれる。
    このとき書いた『告白』という自伝小説は、小説の始まり






子どもの人格や自由を尊重する立場に立ち、子どもの心身の発達に応じた教育を行うべきであるとした。(発達段階の教育課題)

            ↓

       子どもの発見

自然主義的教育観


 それまで子どもは「不完全な大人」と認識されていた。
子どものことを良く知らず、いじくりまわす教育(積極的教育)に対して、ルソーはできる限り子どもの内的な自然に即しつつ、それを伸ばすという「消極教育」を行った。

『エミール』
 >万物は創造主の手を離れるときは、全てが善いものであるが、人間の手にかかると、それらがみな例外なく悪いものになっていく

『人間不平等起源論』
『民約論』(社会契約論)

名言集


「人は子どもというものを知らない」

「教育は、自然か人間か事物によって与えられる。わたしたちの能 力と器官の内部的発達は、自然の教育である」

「植物は耕作により、人間は教育によってつくられる」
最終更新:2007年02月25日 01:15