観察法
観察法とは、
教育心理学でよく使われ研究法である。最も素朴であるが、最も重要であり、すべての科学的研究の基盤となるものである。
行動観察の種類
① 自然観察法。これは観察対象に何も制限せずに、ありのままの行動の全てを観察し、記述する方法である。
② 組織的観察法。これは、研究目的をしぼり、目的の行動のみに焦点を絞って観察する方法である。
③ 事件観察法。これは、非倦怠に何らかの刺激を与えることによって生じる反応を観察するもので、他の観察法によって得られた仮説を明確な条件の統制によって客観的に検証する際に用いられる。
観察法の長所・短所
長所
① 対象者への拘束や制約が少ない → 自然な行動
② 言語的理解・表出の十分でない乳幼児、障害児、動物対象にできる ← 行動そのもの
短所
① 観察対象となる行動生起を待つ必要
② プライベート行動の観察は困難(排泄、性)
③ 観察の視点や解釈が主観的
④ さまざまな配慮・手法が必要
りえ
わけい
最終更新:2007年11月20日 16:06