子宮体がんの治療の基本は、「外科療法」です。 手術をして、子宮を摘出します。 手術することが難しいときは、「化学療法」や「放射線療法」を行います。 子宮体がんが大きくなる原因は、卵巣から分泌される「エストロゲン」です。 そのため、手術によって摘出する場合は、子宮と同時に「卵巣」「卵管」も含めて切除します。 進行したがんの場合は、転移しやすいリンパ節も切除します。 リンパ節も切除した場合、リンパ液の流れが悪化して、「リンパ浮腫」が起こることもあります。 そのため、普段からケアをしっかりと行っていきます。 <ケア方法> 1.むくみを防ぐためのストッキングをはきます。 2.少しだけ足を上げて眠ります。 3.マッサージをします。 また、閉経前に卵巣を摘出する場合は、体にいろいろな影響を与えます。 更年期障害や骨粗鬆症などの症状が起こることがあります。 一般的には、更年期障害の症状には「漢方薬」を使用し、骨粗鬆症には骨密度を増加させる薬を使用します。 手術を行った場合、再発を防ぐためにもおよそ5?10年間は定期的に通院して、経過を観ていくことが大切です。
最終更新:2013年06月17日 14:55