《生贄の断末魔》

カウンター罠 
次の効果から1つを選択して発動する。
●相手がモンスターを生け贄召喚した時に発動。そのモンスターの表示形式を
表側守備表示に変更する。(リバース効果は発動しない)
そのモンスターの生け贄召喚時に生け贄に捧げたモンスターの総攻撃力分だけ
自分のライフを回復させる。
●相手が生け贄を捧げる効果を含む魔法・[[罠カード]]を発動した時に発動。
そのカードの効果を無効化し、破壊する。

「相手が生け贄召喚したモンスターを守備表示にして、自分のライフを回復する効果」と、
「生け贄に捧げる効果を含む魔法・罠カードを無効にする効果」を持つカウンター罠。

1つ目の効果は、相手の《邪帝ガイウス》などのモンスターを守備表示に変えて、
自分のライフを回復できる可能性がある。

2つ目の効果は、《クロス・ソウル》などに対して使えるか。

用途が分かりにくいカード。
第一の効果は相手の生け贄召喚時
召喚されたモンスターの表示形式を変更しながら
生け贄モンスターの攻撃力分のライフゲインを行う効果。
表示形式を変更するだけなら生け贄セットには
対応していないもののフリーチェーンである
《エネミーコントローラー》を使用すればいいし、
ライフゲイン目的ならば《神の恵み》などタイミングを
見計らわなくて済むカードが他にもいろいろある。
両方を同時に行えるのは悪くないが、効果が中途半端で
タイミングが限定されているのが難点。

第二の効果は生け贄を捧げる"効果"を含む魔法罠
に対するノーコストカウンター。しかし《不死王リッチー》を
見れば分かるようにコストではなく効果により生け贄を捧げる
魔法罠カードは思いの外少ない。終日では《痛み分け》、
儀式カードに対してしか発動できないのが辛い。
罠カードでは《黒魔族復活の棺》辺りだろうが、
どれも汎用性のあるものとは言いにくい。

帝モンスターによる除去の矛先をこのカードに向けることがあれば
ちょっとした嫌がらせにはなるだろう。生け贄にはブロッカーが
用いられることが多く回復量も望めないし、落とし穴系統の
除去罠カードの方が使いやすいというデュエリストが多数だろうが。

汎用除去カードをできるだけ使わず相手のモンスターを
リスペクトする方向でデュエルを行うデュエリストには
おあつらえ向きのカードといえるだろうか。





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最終更新:2009年06月02日 15:10