4.スキルについて


 スキルとは、PCが努力・才能(生来の能力など)により身に着けた特殊能力を表現するものです。
 このA-DICでは発動したスキルの効果は下記のものになりますが、どの様な姿(?)で表れるかは使用者のイメージにより大きく異なります。
 また、意見・要望を出して下さった方のご協力により説明文や使用例などの記述もありますが、セッション内容にそぐわない様であればSDの裁量により変更なさっても構いません。


スキルの使い方

 スキルは判定の際に成功要素とは別に提出できる技能です。
 これはマウントではありませんが一回の判定につき使用が可能なスキルは一種類のみです。
 また、スキルはレベルにより異なったものとして扱いますが、同じ名前のスキルのみは同時に提出できることとします。
 ただし、【併用可能】という表示のスキルは他のスキルとの併用が可能であり、この2つを使用した上でさらに他のスキルも使用が可能となっております。

スキルのレベルについて

 スキルは重ねて取得することでレベルを上昇させる事ができます。
 通常はレベルを2までしか取得できませんが、PC原型作成時の選択次第でレベルExまで習得できるようになります。
 また、スキルレベルの基準は下記の様になっております。
 スキルLV1:その技能を不自由なく使うことが出来る。
 スキルLV2:その技能で一人前の技術をもつ
 スキルLV3:その技能を専門家と呼べるだけの技術をもつ。
 スキルLVEx:その技能において天才的な技術をもつ。


一般系スキル

 PCが習得していても一般人からは疑問に思われないスキルです。
 しかし、数値が低いうちは疑問に思われませんが30を越えたものに関しては、SDは一般人に見られたらペナルティ(懐疑的な目で見られる)などを与えるなどしてください。


探偵

 情報収集や探索、奇襲攻撃、尾行などに使用できます。
 このスキルで得られる情報は、専門の情報屋・裏ネットワークなどから得られる情報になり、使用者の行動次第では偽情報を流す事もできます。
 罠の発見・設置・解除などにも使用できますがその際は専用の道具を成功要素として提出する必要があります。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30


博学

 人外の世界に関係ない人間が紡いだ歴史、学問などに関する知識を表します。
 美味しいお茶の入れ方から、最先端科学の研究結果まで幅広い用途の知識を擁しますが、決して専門家になるわけではありませんので、その点は留意してください。(別名:雑学技能)
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30


オカルト知識

 人外や魔法、超常現象などといった事柄に関する知識を表します。
 適用範囲としては一般人では通常知らない事になります。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30


身体強化(人間用)【併用可能】

 訓練などにより強化された肉体を表し、運動に関する判定に汎用的に使用できます。
 他のスキルやアイテムを強化する事も可能であり、ダブルキャストの習得なしに他のスキルと同時提出が可能な特殊なスキルです。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:30


戦闘技術

 直接戦闘(主に白兵戦)の際に使用できます。
 判定での使用時は登録してある成功要素の中から関連するものを選択して提出してください。
 (例:アイテム「日本刀」・技能「空手」など)
 このスキルは一つのアイテムに対応したもので。別のアイテムで使用する際は新たに「別の戦闘技術」として習得しなおして下さい。
原型:人間用
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:30
原型:人外用
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:60


サバイバル技術

 野外での活動や(防御判定にも関係する)生存のための技術を表します。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30

家事

 炊事・洗濯・掃除など日常的な行為の技術です。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1: 5→Lv2:10→Lv3:15→EX:30


魔法系スキル

 一般的な常識からすれば存在しない様なスキルです。
 伝奇A-DICの世界ではこの様な魔術などは秘されており、裏の社会では下記の様な三大原則が徹底されています。

 1.魔法は徒弟以外に教えてはならない。
 2.魔法は公衆の前で魔法として認識される使い方をしてはならない。
 3.魔法は魔法以外の行為で達成できる事にしか使用してはならない。


照明

 40w電球程度の明かりを維持できます。
 この光は発動後なら術者の意思で自由に消す事ができますが、一度消したら再度使用しなければなりません。
 また、その姿(?)は術者のイメージに影響されたもの(火の玉、ウィルオーウィスプ等)ですが、術を発生させた場所から動かす事は出来ません。
 レベルの上昇次第で閃光などを発する事が可能になります。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1: 5→Lv2:10→Lv3:15→EX:15

穏行

 自分の存在を他の者に感知しにくくできます。
 また、目視されてもこの術を使用していれば認識されません。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30

幻惑

 視覚・聴覚に訴える映像を作成できます。この術は術者の意思で自由に消すことができます。
 また、対象一体に対して魅力的に思える提案を行う事が出来る様にもなりますが対象の意思に強く反する事はできません。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30

魔弾

 基本攻撃魔術であり、どの様な姿で現れるかは術者のイメージ次第です。
 このイメージにより火などの属性を付与できますが習得段階で決定したら以後は変更できません。
パワー:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:120
疲労度:Lv1:40→Lv2:80→Lv3:120→EX:60

守護

 このスキルは防御判定時に使用が可能な防御用魔術です。
 また、対象にかけられた術を解く事も可能で、その際は呪いなどに使用された成功要素を難易度としての判定を必要とします。
パワー:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:120
疲労度:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60

感知

 目に見えない範囲での魔力や人外の感知を行うための魔術です。
 また、術者に対する危険や敵意なども感じる事ができます。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:30

強化【併用可能】

 呪文や呪歌を詠唱することにより、他のスキルやアイテムを強化するための基本的な魔術です。
 このスキルはダブルキャストの習得なしに他のスキルと同時提出が可能な特殊なスキルです。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:30


能力系スキル

 人間や人外が生来持っている特殊能力です。
 魔法系スキル程の使用制限はありませんが公衆の面前などで使用すれば厳しい制裁を加えられることがあります。
 また、このスキルは「異能者」を除き基本的に1PCにつき一つだけしか習得できません。

千里眼

 一度見た対象の現在の状況を見ることが出来る様になるスキルです。
 これは目視でなくてはならず、写真などでは適応されません。
 また、「場所」を憶えて置き、その場所の現状を知る事は可能です。
 (この場合視る事が出来るのは対象の周囲の風景までであり、この絶技だけで対象の正確な位置まで分かる訳ではないので、対象の現在位置を把握するにはその風景などから割り出すしかありません。)
 応用的な使用方法として視界内にある任意の対象を透視する事も可能です。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30

浄眼(魔眼)【併用可能】

 視界内の人外・魔力など超常的な存在を感知する事が出来ます。
 これは、敵の奇襲など害意あるものならば人間などにも適応できる能力ですので、防御判定時にも使用可能です。
 また、敵の急所などを見抜く事も出来るので戦闘時にも使用が可能で根源力を加える事ができます。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:30

読心伝心

 自分や対象の精神を接続する魔術です。
読心:目の前の存在が現在何を考えているかを読み取る事が出来ます。
   また、使用者の行動次第で記憶を覗く事も可能ですが、それが客観的事実であるとは限りません。あくまで、対象の主観によるものです。
伝心:任意の対象一体に対して言葉(20字程度)か自分の見た映像などを伝える事ができます。
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1: 5→Lv2:10→Lv3:15→EX:15

覚醒:(人間用)【併用可能】

 一時的に限界を超える速度での認識能力を得ます。
 この絶技は戦闘以外にも通常の行動にも適応でき、加速中は通常の人間以上の認識速度で活動する事が出来ます。
これは100mを12秒で走れる人間が4秒で走れる様になるわけではありませんが、バッティングセンターで150km/hの球が50km/hに感じられる様になります。ただし、認識速度の上昇により運動能力の向上も起こります。(SDの裁量による)
パワー:Lv1:10→Lv2:20→Lv3:30→EX:60
疲労度:Lv1: 5→Lv2:10→Lv3:15→EX:15

変化(人外用)【併用可能】

 自分の姿を自由に変身させる事が出来ます。変身するのは一部でも全てでも構いません。
 変化は自分の体積(重量)内で起こります。ただしレベルが上がれば±25%ずつ幅が広がりますが体積が0になる事はありません。
 また、変身した姿により空を飛ぶ事ができる様になります。
 その際に、術者はは飛行に相応しい姿(翼が生える等)に変化しますが物理的に適っている必要はありません。
 このスキルはダブルキャストの習得なしに他のスキルと同時提出が可能な特殊なスキルです
パワー:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:120
疲労度:Lv1:20→Lv2:40→Lv3:60→EX:60

不死性(人外用)

 人間ではありえない再生能力や不死性を得ることが出来ます。
Lv1:ダメージ判定の際にダメージを半分にできます。
Lv2:死亡判定が出ても全ての成功要素ツリーの最大値をそれそれ3つ減少させることにより復活出来る様になります。
Lv3:疲労(成功要素の停止)が発生しても次のM*には回復するようになります。
LvEx:復活の際にペナルティが発生しなくなります。

反魔力の毒(人間用)

 このスキルは人間が根源的に保有する人外や魔力など非日常的な存在を否定する能力がスキル化されたものです。
 M*毎に使用の可否を決めることができ、効果を発すると敵味方あらゆる人外や魔力のパワーを減少させることができます。
 また、このスキルは使用者ごとに効果は重複し、効果が100%を超えると、あらゆる魔術は発動しなくなり、人外は効果がなくなるまで活動を停止します。
効果 :Lv1: 5%→Lv2:10%→Lv3:15%→EX:20%
疲労度:Lv1:10 →Lv2:20 →Lv3:30 →EX:30


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最終更新:2011年08月03日 20:52