土場コンプライアンス


”みなさん、よーく聞いてくださいね。まとめると以下の三行です”
”1.法令なんかを守ってるだけじゃ社会的信用は得られないよ”
”2.社会的信用を得られればブランド力が発生して、幅広く商売ができるよ”
”3.長く商売を続けるためには企業・個人倫理が大切ですよ”
シュワによる国民へ向けた演説 31601102



コンプライアンス説明


1.そもそもコンプライアンスとは

 「コンプライアンス」とは、直訳すると『法令遵守』です。文字通り解釈するなら、『法令違反をしないこと』『法律や条例を守ること』となります。もしその意味だけならば、「コンプライアンス」などとわざわざ取り上げる必要もなく、誰でもわかっていることです。

 「コンプライアンス」を『法令遵守』とだけとらえ、法律や条例を守っても、これは当然のことであり、最低限のレベルに違反していないだけになります。これを逆手にとり法の不備をつき「法令に違反していない」と、違法ギリギリの行為をしている企業もあるようですが、このような行為は企業の社会的信用を失い、取り返しのつかない事態になる可能性があります。

 企業の規模・業種や問題の種類によっては、「法令に違反していない」と説明しても、それが必ずしも納得できないように聞こえることが多々あります。これは、企業に求められていることが、すなわち「法律や条例さえ守っていれば何をしても
いい」ということではないからなのです。「コンプライアンス」が重要視されるのは、『法令遵守』を超え、「企業倫理」や「社
会貢献度」も問われているからです。

 「コンプライアンス」の原点として、『公正・適切な企業活動を通じ社会貢献を行なう』という思想があります。特に、ブランド力を売りものにする企業で、法の不備をつくような行為を繰り返し行なえば、世間の企業ブランドに対する不信感は大きくなります。

 これらの企業には、他の企業の模範となるべく、積極的に法律や条例以上の企業倫理の遵守、社会貢献が求められ、『常識が法である』という行動が求められているのです。

 我々は「土場」というブランドの下で活動しています。『土場ブランド』が失われてしまうと、すなわちこの藩国の存続さえ危ぶまれる結果となります。


2.コンプライアンスの範囲

 「コンプライアンス」の遵守すべき範囲は、ここまでという明確なものはありません。各組織・各個人が、法令・企業倫理・社会貢献などの範囲で自発的な取り組みとして行なわれています。従って各人での取り組み方も千差万別で、『最低限のコンプライアンス』を追求する組織から、信用やブランド力を勝ち取るために積極的に取り組む組織など様々です。

 ですが、前述の通り藩国は「土場」というブランドの下で活動しています。当藩国のみならず「土場」の信頼感やブランド力の向上には、法令に留まらず、企業理念や社会貢献までを範囲とし、これらを基礎に企業文化や国風を改善して行くことが必要となります。

1.法令
2.企業倫理
3.社会貢献

 法律や条例は完璧ではなく不完全なもので、社会の要求や期待の全てを満たすものではありません。そのため、解釈が分かれたり、その不完全を補うために次々に新しい法律などが作られます。

 これらからは、ただ違法行為をしなければよいというだけではなく、その先にある企業倫理や社会貢献までも広く遵守できるような環境整備が期待されているのです。


3.最 後 に

 当藩国が展開している様々な事業に関しては、数々の法令・諸規則が定められています。もし法令・諸規則に違反した結果、企業だけでなく、役員・従業員個人にも罰金や懲役刑を含む刑罰が下されることがあります。

 我々、土場藩国国民が、業務に関連した法令・諸規則を理解し遵守することは、会社のみならず、自分自身を法務リスクから守ることにもなるのです。
 また業務遂行にあたり、法律や条例だけでは判断に迷うことがあります。そのようなとき、社会規範や「土場・コンプライアンス」に則った判断が求められます。

 これらの指針等を当藩国の事情にあわせてより具体的に定め、私が提唱するのが「土場・コンプライアンス」です。

 我々、土場藩国国民全員がこれを拠り所に行動することにより、お客様を始めとして広く帝國社会から持続的に安心と信頼を得ることができるのです。そして、ひいては企業価値を向上し、「土場」がお客様に選ばれるブランドであり続けるために不可欠な要素なのです。

 繰り返しますが、当藩国の「土場コンプライアンス」では、そういった理由から、『法令遵守』を超えたレベルの企業・個人モラルを求めているのです。

-
最終更新:2011年06月13日 01:13