伝奇A-DIC 判定ガイド
ここでは伝奇A-DICにおけるM*を達成させる為の判定手順を説明します。
詳細につきましては
基本ルールの項目をご覧になってください。
1.M*の発表
SDは、そのセッションで達成すべき目標をM*という形で発表を行います。
このM*は流動的なものであり、PC達の行動や前提変換により内容や難易度が変更される場合があります。(SD裁量による。)
M*は「M* 行動目標 パワータイプ 難易度」という形式で各項目が明記されますので、プレイヤーはそれに従って作戦を立てておくと判定はスムーズに行えるでしょう。
2.SDによる状況説明
SDは判定の前に、M*に到るまでの経緯をプレイヤーに説明します。
この説明方法につきましてはSD裁量によるものとします。
(第三者視点での描写でも、NPCとPCとのロールプレイによる物語の進行でも構いません。)
3.前提フェイズ(もしくは作戦フェイズ)
伝奇A-DICでは、「前提作成フェイズ」「前提処理フェイズ」を合わせて「前提フェイズ(もしくは作戦フェイズ)」と呼称します。
前提フェイズはM*を達成する為の作戦決定の様なものです。
上手く運べば、この前提フェイズだけで判定が終わることもあるでしょう。
4.行動宣言・前提変換の提出
SDの状況説明(情景描写)が終わりましたら各自のプレイヤーはM*を達成するための具体的な行動をSDに宣言して下さい。
また、その行動宣言に沿っていれば、M*に設定されたパワータイプ以外のパワータイプでも成功要素の100%抽出の対象になりますので、前提変換として提出して下さい。
その前提変換が適しているとSDが判断すれば、それを提出したPCの成功要素のパワー値は、100%の抽出対象になります。
また、PCがM*に適したパワータイプを保有していれば前提変換の必要はなく、常に100%まで成功要素のパワー値の抽出対象になりますので、判定の際の安定性を求めるのであれば、なるべく多くのパワータイプを取得しておくといいでしょう。
5.成功要素の提出(前提フェイズ)
プレイヤーは行動宣言と前提変換の提出が終わりましたら、下記の成功要素を提出します。
◯前提フェイズの際に提出できる成功要素
1.PCに登録された成功要素
2.M*内容や行動宣言に適したスキル
3.マウントされたアイテムやサポーターに設定された成功要素
また、絶技の使用につきましては基本的には成功要素の提出時に使用宣言をして下さい。
6.前提フェイズの判定
SDはプレイヤーが提出した成功要素がM*の達成や行動宣言に沿ったものであるかを判断し、成功要素の抽出を行います。
また、抽出を行う際は、その成功要素がどの程度、状況に即した物であるかを判断し、割合でパワー値の抽出率を決定するとSDによる判定基準が明確化されるでしょう。
7.前提フェイズ時の状況説明
前提フェイズの判定結果をプレイヤーに伝えましたら、SDはプレイヤーにその際の状況説明を行います。
前提フェイズの判定だけでM*を達成できた場合は、「作戦勝ち」として「11.M*の判定結果後の状況説明」に移ってください。
8.RPフェイズ
前提フェイズでの判定結果が確定しましたらSDはその際の状況説明を行います。
プレイヤーはロールプレイでその状況説明に参加しつつ、判定時の詳細な状況を決定します。
この際に行ったロールプレイがRPフェイズでの成功要素の提出に関係しますので、それを視野に入れたRPをすると良いでしょう。
9.成功要素の提出(RPフェイズ)
RPフェイズにおいて、判定時の詳細な状況が決定しましたら、プレイヤーは成功要素の提出を行います。
この際の判定にはパワータイプが設定されておらず、状況に適した(RPフェイズでロールした)成功要素であれば100%まで抽出されます。
この際にプレイヤーが提出できる成功要素はPCに登録された成功要素のみになります。
また、RP修正表(後述)に沿ったロールプレイを行なった場合、各RPに設定されたパワー値分の修正を得ることが出来ます。
10.RPフェイズの判定
SDはプレイヤーが提出した成功要素が状況に適したものやRPフェイズの際に行ったロールに沿ったものであるかを判断し、成功要素の抽出を行います。
また、抽出を行う際は、その成功要素がどの程度、状況に即した物であるかを判断し、割合でパワー値の抽出率を決定するとSDによる判定基準が明確化されるでしょう。
11.M*の判定結果後の状況説明
前提フェイズとRPフェイズの判定が終わり、M*の判定結果が確定しましたらSDは判定結果の宣言とその後の状況説明を行います。
また、一つのM*が成功しましたらリザルトとしてプレイヤーはPCの成功要素を1段階成長させることができます。
伝奇A-DICの場合は、M*の達成に失敗した場合でもSDはそれが決定的な失敗でない限りは以降のM*の内容の変更などで対処して、なるべくセッションを続行させる方向で動くと良いでしょう。
セッションの時間によっては途中で休憩を挟んだりして、間をとると円滑なプレイができると思われます。
注意:一度判定で使用された成功要素は疲労(一時的な停止)しますので、SDの許可があるまで(回復するまで)使用することは出来ません。
判定ごとに使用した成功要素(スキルにより疲労した成功要素)をメモしておくと良いでしょう。
12.セッションの続行
M*の判定が終了した後に、他にM*が残っていた場合は「2.SDによる状況説明」に戻り、次のM*に移行します。
また、「1.M*の発表」で明示されたM*を全て解決したり、途中で決定的な失敗をした場合は「13.セッションの終了」へと移行して下さい。
13.セッションの終了
セッションに設定されたM*の達成結果が確定しましたら、SDはその後の状況説明をプレイヤーに行って下さい。
また、セッション終了後のリザルトとして、「M*の達成分の成功要素の成長」と「運命点の獲得」が存在しますので、SDはプレイヤーに対してそれらのリザルトを発表してください。
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最終更新:2012年02月19日 21:34