シグレ:
こんにちは、お疲れ様です。
14時からの生活ゲームに備えて待機させてください。
芝村裕吏:
OK
シグレ:
よろしくお願いします。
芝村裕吏:
データがあるなら張り付けてね
芝村裕吏:
場所はどこだい?
シグレ:
今回はエステルにお任せで行きたいと思うのですが、可能でしょうか
シグレ:
えなんか危なかったですか
芝村裕吏:
危なくはないよ。単に、国内情勢を見たい人が多いので
問題なければ走らせるよ。
シグレ:
わかりました。お任せでお願いします。
芝村裕吏:
/*/
ここは宰相府の第三兵器工廠だ。フィッシュボーン級の客室コンテナがいくつも連結されて居住区を作っている。
シグレ:
「おおー」
芝村裕吏:
エステルは軽い足取りで天井を蹴って飛んでいる。
シグレ:
ああ無重量ブロックですね。自分も飛んで追いかけます
エステル :
「窒素がない……ですね」
シグレ:
「窒素ですか」
エステル :
「ここは純粋酸素に満たされています……よね?」
芝村裕吏:
エステルは違いが分からないのかという顔をしている。
シグレ:
なにか体感として感じるものはありますか(PC的に
芝村裕吏:
そういわれれば頬が熱いとかはあるけど
シグレ:
「言われてみれば違うような……」
今エステルはここに住んでるのでしょうか?それとも視察か何かできたのでしょうか
芝村裕吏:
観光、のつもりのようだけど
エステル :
「まあ、いいです。ここは一度訪れてみたいと思っていました」
シグレ:
「何年たっても宇宙慣れせずすいません。何か見たいものがありましたか?」
芝村裕吏:
エステルはこくこく頷いている。あっちやこっちに目を向けた。が、壁の隅とか、別段どこにでもありそうな消火設備くらいしかない。
でもまあ、面白がってるとは思うよ。
シグレ:
ふーむ。FVB以外の宇宙拠点を見てみたかったのでしょうかね。
よその施設が気になるという感覚であればちょっとわかります
芝村裕吏:
そりゃな。技術的に学ぶところもあるかもしれんし
シグレ:
何かFVBの拠点と目について違う所はありますか?
エステルが面白がっているものがあればそれを聞きたいです
芝村裕吏:
君の目にはいや、んー。結局同じような機能を実現しているところだからな・・・
エステルは壁のクロスをはがしたいらしい。
シグレ:
分解したいのか……
後で元に戻すので、という事で許可は下りますか
芝村裕吏:
技術者が説明に伺うと言ってるので、ぶっちゃけ壊すなと言ってそうな。
シグレ:
でははがさないようにさせておきます
芝村裕吏:
技術者:「ぎょわー、なんなんんですか」
シグレ:
「連れがクロスの下が気になってるようで」
芝村裕吏:
壁にバウンドしながら整備士の人が来たよ。面白い人だ。
シグレ:
宇宙慣れしてない感じですかね。どんなかんじですか?
技術者:「宇宙で接着剤は使えないので、すみませんが無理です……構造はお話しできます」
芝村裕吏:
小柄で南国人みたいだけど、宰相府の人らしい
わりとむちっとした女の子だ。
シグレ:
へえ。
「それでいいですか?」>エステル
エステル :
「接着剤はFVBの方が進んでいるというか……ここはまだ、地上の影響があるんですね」
芝村裕吏:
エステルは納得した様子
いろいろ気になるみたいだね。
シグレ:
ああなるほど、接着剤がないという事は地上で作って打ち上げてるという事ですね
芝村裕吏:
そだね
シグレ:
「確かに面白いですね」
ここは何を作ってる工廠か公開されていますか?
芝村裕吏:
公開はされてないけど見ることはできるよ。
シグレ:
「ちょっとこの工廠で作っているモノを見ていきませんか?」>エステル
芝村裕吏:
エステルはあなたに抱き着いた。
エステル :
「それです。いいところありますね」
芝村裕吏:
宇宙服を着せられて飛んだ。
シグレ:
何が見えますか?
わくわくします
芝村裕吏:
工廠と言っても物を作る場所は虚空で、何もない場所だ。1分間2回転で作られているものが回転している。
並んでいるのはI=Dのフレームだね。もう装甲を付ける直前だ。大きい。15mある。
芝村裕吏:
さらに5mの、ケントサイズの機体もあるね。
シグレ:
5mはケントそのものではない感じですかね
芝村裕吏:
ケントよりはだいぶ新しい感じだね。
シグレ:
「真空状態でパーツを作っているのか……」
エステル :
「人形……いや、I=Dですか……」
シグレ:
「帝国の艦載機ですね。次の艦隊制圧作戦を念頭に入れての新造でしょう」
エステル :
「?」
シグレ:
「新型のようです」
エステル :
「敵は……宇宙からくるのでしょうか」
芝村裕吏:
そもそもそこから疑問なようだ。
シグレ:
「再侵攻は宇宙ではないと?」
エステル :
「宇宙からきてもおかしくはないのですが……」
シグレ:
エステルがこういう言い方をするのは珍しいですね
芝村裕吏:
エステルは宇宙の中で15m級を眺め続けている。眼を逸らすと位置喪失症にかかるからだ。彼女は考えている。
シグレ:
「引っかかってる所があるのなら教えてほしいです。今、宇宙が主戦線として軍備が進められています」
こちらも位置喪失しないよう、同じものを見ます
エステル :
「敵は前回、完全に失敗しました。完敗でした。月のラインどころか、あらゆる建造物に危害を与えきれませんでした」
シグレ:
「ええ、機雷による遅滞戦術です。しかし、二度は使えないでしょう」
エステル :
「ネーバルウィッチなら、抜本的に作戦を変更すると思います。戦略すら変更を余儀なくされるかも。それくらいの負け方です。燃料だけを使ったので」
シグレ:
「単に目先の機雷対策をすれば済む問題ではないと」
芝村裕吏:
エステルはそれどころか政争が始まって力関係すら変わりえる、と言った。
シグレ:
「敵の内情を探ることを優先すべきか」
エステル :
「0からやり直す、ということになると思います。機雷対策……いいえ。機雷を使ってくると思います」
シグレ:
「今は海と迷宮を想定して三正面作戦を展開するという指針になっています」
「機雷?攻撃側が?」
エステル :
「はい」
シグレ:
「ちょっと運用法が想定できないです」
「良ければもう少し詳しく教えてください」
芝村裕吏:
エステルはあなたの手を引いて、機雷を見たいと案内に言っている。
シグレ:
従って進みます
芝村裕吏:
案内の整備士は機動機雷の量産場へ連れて行った。これまた宇宙だ。虚空に何十と円筒形の機雷というか、明らかにミサイルが並んでいる。
シグレ:
「宇宙機雷の本体か……しかしミサイル兵器が宇宙遠征で?」
エステル :
「I=Dよりも軽くて、強力なモーターで動いています。これが普通のデザインでしょう」
シグレ:
「そうか艦載機を艦載機で迎撃するより効率的ですね」
エステル :
「慣性をつけて投射すれば、いつかはテラに到着します。半年か、一年か」
シグレ:
「I=Dで艦を制圧できるのなら、当然この機雷でも轟沈できる」
「まるで風船爆弾ですね」
エステル :「
減速しないので威力は強いと思います」
芝村裕吏:
エステルは機動機雷の前で手を広げた。
エステル :
「これが五〇〇部隊、とかでいいような気がします。それで宇宙は封鎖されます」
シグレ:
「揃えた宇宙艦隊と艦載機は迎撃で全て封鎖される。その間に迷宮なり海から本体を送り込む?」
芝村裕吏:
エステルはこくこく頷いているようだが宇宙空間では分からない。
もとい、宇宙服じゃな
シグレ:
「ありがとう。頼りになります」
エステル :
「いよいよ宇宙に出るときですね。テラは狭すぎます」
シグレ:
「ははは。確かに。冥王星ですら今は遠い」
「僕はいつかはペルセウスアームの向こう側、銀河の中心を見てみたいと思っています」
エステル :
「そこにはグランドフリートが、いえ、この世界には何が……第一種族?」
シグレ:
「銀河の中心に何かがいる?」
エステル :
「ええ。グレートワイズマンが作った種族たちが花の道を作っています」
シグレ:
「花の道。いいですね」
芝村裕吏:
エステルは歌うように、いや、歌っている。
グレートワイズマンは種を植えて旅をした。いつか銀河が花咲くように
シグレ:
「ともあれ、僕は今は一人の軍人ですが、もっと広い宇宙へ冒険してみたいのです」
「エステル、僕と一緒に、付いてきてくれますか?」
手を差し出すしぐさをします
芝村裕吏:
エステルはヘルメットをくっつけた。
エステル :「別々に行動するつもりでしたか」
シグレ:
「いいえ」
危なくない様に気遣いつつ、こちらからもくっつけます
「まずは新しい船を作りましょう。ずっと遠くへ行ける、僕たちの家」
エステル :「氏族もつくらないと。クローンポットが沢山いります」
シグレ:
「く、クローンでもいいんですが」
いやあまりよくはない気がしますが法律的に
芝村裕吏:
エステルは不思議そう。
/*/
はい。お疲れさまでした
シグレ:
お疲れ様でした
ありがとうございました。
充実した良いゲームでした。ありがとうございます。
芝村裕吏:
それは良かった。エステルが引っ張りまわしているだけともいう
シグレ:
僕も大概引っ張りまわしたのでお互い様ですね
芝村裕吏:
ははは。
シグレ:
未だに結婚まわりのことがよくわかってないんですかね
芝村裕吏:
100人とか乗員乗せるならクローンだろ
自然生殖の限度超えてるので
シグレ:
それ法律的にOKなんでしょうか
あーなるほど
芝村裕吏:
もちろんアウトだな。ともあれ次のげーむいってくるー
シグレ:
うーんわかりました。今後の課題にしておきます。重ねがさありがとうございました!
最終更新:2017年11月05日 17:16