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芝村:
ここはヤガミの家の前だ。

時雨 :
エステルの姿はありますか?

芝村:
いえ。

時雨 :
自分はなぜここに?

芝村:
試練を受けに

時雨 :
わかりました。

時雨 :
呼び鈴を鳴らして伺います

時雨 :
「こんにちは、ヤガミさん。今お時間よろしいですか?」

ヤガミ:
「どうぞ」

芝村:
ヤガミが出たよ。

時雨 :
「こんにちは、えーと初めまして……ですね」

時雨 :
「時雨と申します」

ヤガミ:
「ヤガミ。なにか、事件でも?」

芝村:
ヤガミは家に入れた。

時雨 :
「いえ、そう言うわけではないのですが……」

時雨 :
入ります

ヤガミ:
「……FVBとか土場の話ではないのか。なんだろう」

時雨 :
「僕はFVBの者ですし、土場には友人がおりますが」

ヤガミ:
「うん」

芝村:
ヤガミもよくわかってないようだ

時雨 :
「なぜその二国が?」

ヤガミ:
「いや、俺関連だと、そういうのかなと」

芝村:
部屋の奥で鼻歌が聞こえる

時雨 :
「なるほど」

芝村:
料理の音のようだ。

時雨 :
誰の声かわかりますか?

芝村:
エステルのようだ。

時雨 :
「………」

ヤガミ:
「FVBは宇宙目指すとか・・・?」

時雨 :
「ええ、そういう流れになっているようです」

エステル:
「ヤガミ、フライパンを返します。手伝ってください」

ヤガミ:
「来客中だ」

時雨 :
「あれ……エステル?」

ヤガミ:
「ああ。いつも遊んでくれていてありがとう」

時雨 :
「彼女が僕の話を?」

ヤガミ:
「ああ」

時雨 :
「それは嬉しいですね」

エステル:
「ヤガミ!」

ヤガミ:
「はいはい。奥さん。ちょっとまっててくれ」

芝村:
ヤガミは立ち上がっていった。

時雨 :
大人しく待ちます

芝村:
ヤガミが戻ってきた。

時雨 :
「お疲れ様です」

ヤガミ:
「……宇宙開発だな」

時雨 :
「ええ、帝國の本懐のひとつでもあります」

ヤガミ:
「ネーバルを?」

時雨 :
「彼女があの国に来たのは、偶然ですよ。宇宙開発への一助にはなってくれていますが」

ヤガミ:
「そうなのか・・・」

時雨 :
「その偶然に、僕は感謝していますが」

ヤガミ:
「まあ、ネーバルもおそらくはこっちにくるだろう。対処がたいへんだろうな」

時雨 :
「なるほど……」

時雨 :
「そのとき、エステルはどこにいるのでしょうね」

ヤガミ:
「さあ」

芝村:
ヤガミ: 「だがまあ、戦争にはなってほしくないな」

時雨 :
「まあ、あまりいいものではありませんからね」

ヤガミ:
「まったくだ。だが、宇宙を移動する民は、我々だけではないぞ」

時雨 :
「Fにハチ、光国人ですか」

ヤガミ:
「まだいるな」

時雨 :
「根源種族?」

ヤガミ:
「オーマもそうだな」

時雨 :
「茨の道ですね」

ヤガミ:
「まったくだ」

時雨 :
「それでも僕は……進むと思います」

ヤガミ:
「……言ってもいいか?」

時雨 :
「どうぞ」

時雨 :
「何なりと」

時雨 :
ヤガミの目をまっすぐ見ます

ヤガミ:
「絢爛世界の人類も宇宙航行は出来た」

時雨 :
「はい」

ヤガミ:
「俺たちと戦うぞ。どこの俺たちかわからないが」

時雨 :
「必ず戦いになると考えたくありませんが」

時雨 :
「それでも、戦う事が必要なら僕は戦います」

時雨 :
「エステルを守りたいですから」

ヤガミ:
「……そのエステルを殺すことになるかもしれんがね」

時雨 :
「同一存在の話ですか?」

芝村:
ヤガミはうなずいた

時雨 :
「僕にとって大切なのは、FVBで出会ったあのエステルですから……」

ヤガミ:
「あいつもいい友達もって嬉しいだろう」

時雨 :
「友達……」

時雨 :
「それよりは少し仲がいいと、思っていましたが」

時雨 :
苦笑します

芝村:
ヤガミ: 「まあ、子供にお前さんの名前をつけるとかは言ってたな」

時雨 :
「なるほど」

時雨 :
「少し、彼女の顔を見に行っていいですか?」

ヤガミ:
「ん。ああ。もちろん」

時雨 :
「挨拶くらいはしておきたいです」

時雨 :
「どもです」

時雨 :
キッチンの方へ

芝村:
エステルが料理をならべている。

芝村:
貴方を見て微笑んだ。

時雨 :
「こんにちは」

時雨 :
微笑みます

エステル:
「突然ですね。宇宙にはなれたのですか?」

時雨 :
「ええ、まあ」

時雨 :
「料理か、いいですね」

エステル:
「驚きなさい。私は中々うまい」

時雨 :
「じゃあ、食べさせてもらえますか?」

芝村:
エステルは微笑んだ。

エステル:
「ええ。宇宙食よりはいいと思います」

時雨 :
「僕もそのうち家を買おうと思ってますけど」

時雨 :
「できれば、そこで」

エステル:
「そこで?」

芝村:
エステル: 「ヤガミ、食事が出来ました」

時雨 :
「ええ。だめですか?」

エステル:
「はあ・・・いいですけど」

時雨 :
「あ、もちろん今でもいいですけど」

芝村:
ヤガミがやってきた。

ヤガミ:
「食うか」

時雨 :
「ええ、ぜひ」

芝村:
おとなしく三人で食べました。

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結果:試練失敗。継続を選択で函ゲームへ
最終更新:2008年04月03日 03:39